新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
仏像を読み解く
シルクロードの仏教美術
仏教がアジアに広がっていくなかで、仏像はその思想・信仰・実践とどう関わってきたのか。インド西北部のガンダーラやバーミヤーン、中国西域の敦煌・トルファンなど、シルクロードの仏教美術を紹介しつつ、それらが「仏教思想と信仰」「社会と政治」「異文化と異宗教」という三つの視点から、仏像のもつ意味と役割を読み解く。
序章 仏像を読み解く―インドから中国へ
はじめに
一 舎利・ストゥーパ(仏塔)信仰
二 仏像の成立
三 ガンダーラ仏の特質とインド仏教の変容
四 燃燈仏と弥勒信仰の造形
五 中国の仏教の受容と変容―三国~北魏時代の仏像
第1章 バクトリアとクシャーン朝の文化
はじめに
一 ギリシア・バクトリア王国の成立と滅亡
二 クシャーン朝の遺跡と文化
三 クシャーン朝時代の仏教遺跡と美術
四 カラ・テペ遺跡の出土品について
第2章 仏像の故郷―ガンダーラ
はじめに
一 仏像の成立前史
二 ガンダーラの地理的・歴史的位置
三 仏像の起源
四 クシャーン朝の繁栄と仏教美術
五 ガンダーラの仏陀像
六 ガンダーラの菩薩像
第3章 ガンダーラ美術と大乗仏教
はじめに
一 ガンダーラ美術と釈迦信仰
二 ガンダーラ美術と菩薩信仰
三 ガンダーラの半跏思惟像
四 ガンダーラの仏三尊像
五 ガンダーラの「大光明の神変」図浮彫
第4章 バーミヤーンの仏教世界
はじめに
一 バーミヤーン石窟について
二 東大仏と天井壁画
三 西大仏と天井壁画
四 半仏窟と祠堂窟の天井壁画
第5章 ガンダーラから敦煌へ
はじめに―ガンダーラ美術の革新
一 中央アジア―クシャーン朝の繁栄
二 西域南道と西域北道
三 仏教王国コ―タン
四 クチャのキジル石窟
五 敦煌へ―仏教美術の変容と発展
六 新しい仏教絵画の誕生―莫高窟第二二〇窟
第6章 中央アジアの涅槃の美術
はじめに
一 ガンダーラの仏伝浮彫と涅槃図
二 バーミヤーン石窟の涅槃図
三 涅槃図と弥勒菩薩の組み合わせ
四 キジル石窟の涅槃図と四天王
五 舎利供養と仏法の継承―キジル石窟の涅槃美術
六 むすび―中央アジアの大涅槃像
第7章 中央アジアの仏教美術―弥勒信仰・宇宙的仏陀・シルクロードの守護神
はじめに
一 弥勒信仰の美術
二 生死論と宇宙的仏陀像
三 シルクロードの守護神たち
第8章 観想と阿弥陀浄土の美術―観経変の成立をめぐって
はじめに
一 最初期の観経変の様相
二 敦煌莫高窟初唐期の観経変
三 むすび
初出ならびに各章の要旨と補足
あとがき
図版目録・出典
はじめに
一 舎利・ストゥーパ(仏塔)信仰
二 仏像の成立
三 ガンダーラ仏の特質とインド仏教の変容
四 燃燈仏と弥勒信仰の造形
五 中国の仏教の受容と変容―三国~北魏時代の仏像
第1章 バクトリアとクシャーン朝の文化
はじめに
一 ギリシア・バクトリア王国の成立と滅亡
二 クシャーン朝の遺跡と文化
三 クシャーン朝時代の仏教遺跡と美術
四 カラ・テペ遺跡の出土品について
第2章 仏像の故郷―ガンダーラ
はじめに
一 仏像の成立前史
二 ガンダーラの地理的・歴史的位置
三 仏像の起源
四 クシャーン朝の繁栄と仏教美術
五 ガンダーラの仏陀像
六 ガンダーラの菩薩像
第3章 ガンダーラ美術と大乗仏教
はじめに
一 ガンダーラ美術と釈迦信仰
二 ガンダーラ美術と菩薩信仰
三 ガンダーラの半跏思惟像
四 ガンダーラの仏三尊像
五 ガンダーラの「大光明の神変」図浮彫
第4章 バーミヤーンの仏教世界
はじめに
一 バーミヤーン石窟について
二 東大仏と天井壁画
三 西大仏と天井壁画
四 半仏窟と祠堂窟の天井壁画
第5章 ガンダーラから敦煌へ
はじめに―ガンダーラ美術の革新
一 中央アジア―クシャーン朝の繁栄
二 西域南道と西域北道
三 仏教王国コ―タン
四 クチャのキジル石窟
五 敦煌へ―仏教美術の変容と発展
六 新しい仏教絵画の誕生―莫高窟第二二〇窟
第6章 中央アジアの涅槃の美術
はじめに
一 ガンダーラの仏伝浮彫と涅槃図
二 バーミヤーン石窟の涅槃図
三 涅槃図と弥勒菩薩の組み合わせ
四 キジル石窟の涅槃図と四天王
五 舎利供養と仏法の継承―キジル石窟の涅槃美術
六 むすび―中央アジアの大涅槃像
第7章 中央アジアの仏教美術―弥勒信仰・宇宙的仏陀・シルクロードの守護神
はじめに
一 弥勒信仰の美術
二 生死論と宇宙的仏陀像
三 シルクロードの守護神たち
第8章 観想と阿弥陀浄土の美術―観経変の成立をめぐって
はじめに
一 最初期の観経変の様相
二 敦煌莫高窟初唐期の観経変
三 むすび
初出ならびに各章の要旨と補足
あとがき
図版目録・出典