神の発見 【徳間文庫カレッジ】

著者 五木 寛之
森 一弘
出版社 徳間書店
ジャンル 入門・お経・実用 > 仏教入門、教養、法話
出版年月日 2016/05/15
ISBN 9784199070518
判型・ページ数 文庫・285ページ
定価 本体850円+税
在庫 お取り寄せ
長い歴史にわたって仏教信仰に親しんできた日本人にとって、キリスト教とはどんな存在であるのか。異なる宗教・信仰について、私たちはいかに対峙すべきなのか。信仰と救いを語り合う白熱の論争。仏教を深く知る作家と、カトリック司教の対話のなかから、日本人の信仰のあり方や、宗教の本質にたどり着く。混迷の社会で生き方を見失いつつある現代人必読の対談。
ブッディストがキリストを訪ねる旅のはじめに

第一章 キリストは神の子か
 『ダ・ヴィンチ・コード』は真実か? 
 性を超越するまなざし
 イエス・キリストの人間宣言
 意外とネクラな聖書のメッセージ
 人間が神や仏に飛躍していく瞬間

第二章 神はどこにいるのか
 なにも持たずにローマへ
 人が宗教と出会うとき
 なぜカトリックの聖職者は独身なのか
 カルメル修道会の日々
 神はどこにいるのか? 
 夢のなかに現われた聖母マリア
 他力は自力の母である

第三章 神は人を裁くのか救うのか
 神の業が不公平に見えるとき
 原罪の本当の意味
 人間に謝る神のあたたかさ
 天国はどんな世界か
 楽園思想は変化する
 地獄のような現実を救う天国のイメージ

第四章 キリスト教の愛、仏教の愛
 慈はため息、悲は聖母マリア
 人とのかかわりのなかで実感できる愛の本質
 顔をそむけることは、心をそむけること
 聖書に息づく人間の姿

第五章 キリスト教も仏教も「悪人正機」
 この世のはじまりは廃墟のようであった
 天国にはユーモアがない?
 清濁あわせ呑む宗教のたくましさ

第六章 一つの神か複数の神か
 聖書には、多種多様な神の顔がある
 諸神諸菩薩諸仏を軽んずべからず
 宗教に二股はいけないという忠告
 歴史上の過ちを謝罪した教皇の勇気
 ブラジル日系社会に真宗門徒が多いわけ

第七章 なぜ祈るのか
 見えざる神との官能的なつながり
 生活の根っこのなかで出会う神
 「説経」は一つの芸である
 会衆と語り手が一体になる高揚感
 
第八章 女性信者の力
 隠れ念仏と隠れ切支丹
 人はなぜ殉教の道を選ぶのか
 復活したキリストに、真っ先に出会った女性
 宗教とは、神と自分が一対一で向かい合うこと
 信仰の生命を支える人たち
 宗教の世界から権威主義を取り除きたい
 ブッダには、如来になってほしくなかった
 
第九章 日本人はキリストに愛されているか
 神に覆われた人、ヨハネ・パウロ二世
 ヴァチカンの底知れぬ力
 なぜキリスト教人口は増えないのか
 土着化した宗教の強み
 洋魂なき洋才の限界
 血湧き肉躍る礼拝を求めて
 日本という文化のなかで育つ、新鮮なキリスト教

あとがきにかえて

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