坊主の品格

互いが師となりて

著者 北島 義信
出版社 本の泉社
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2015/10/21
ISBN 9784780712292
判型・ページ数 4-6・223ページ
定価 本体1,500円+税
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仏教とは何か、またその現代的意義とは何かを歴史的に示す論考や法話、面と向かって僧侶には訊ねにくい仏教の質問とそれに対する答えなどを論述する本書。世俗生活を送りつつ、宗教活動をおこなう「毛坊主」の立場に立つ著者が教えてくれる「坊主の品格」とは?
はじめに
Ⅰ 仏教と真の人間化の道
  一 インド思想と仏教――その共通項とは何か
 二 大乗仏教に共通すること
 三 「坊主」としての主体的立場
Ⅱ 日本における仏教の歴史概観
  一 基層信仰としての神祇信仰と国家
 二 顕密体制:神祇宗教体制から密教基軸の宗教体制の展開
 三 親鸞における仏教
 四 親鸞思想と一五世紀の惣村・寺内町形成
 五 近世国家における仏教の位置
 六 近代国民国家形成と仏教:国家神道と仏教
Ⅲ 現代における仏教の役割:戦争加担への自己批判とその実践
 一 能登反原発運動と浄土真宗
 二 靖国問題と浄土真宗
Ⅳ 現代における「坊主」の役割
 一 「坊主」の基本的立脚点
 二 親鸞から学ぶ「坊主」の品格
  三 仏教における説教の現代的意義

つしま九条の会二周年のつどい記念講演(二〇〇七年六月九日、愛知県津島文化会館)
日常生活と智慧――恩とは何か(千葉県銚子市、浄土真宗本願寺派・寶満寺報恩講法話、二〇〇九年一一月一五日)
Q&A 質問に答える
あとがき

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