話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
日本古代の典籍と宗教文化
大陸・朝鮮半島から伝来した儒教・仏教・道教などの宗教文化は、日本古代社会でいかに醸成されたのか。中国・朝鮮史料との比較から『万葉集』『日本霊異記』『藤氏家伝』など古代の典籍の思想的背景を探る。また、東国古代社会の特性を風土記、出土文字史料などから論じる。東アジア世界のなかで、古代日本の<知の営み>を探究した論考を集成する。
中国・朝鮮文化の伝来―儒教・仏教・道教の受容を中心として
第1部 古代の天皇と道教思想(天皇号の成立と東アジア―近年出土の木簡と朝鮮の金石文を手がかりにして
金液丹と禅師―仁明天皇の道教的長生法実践とその背景)
第2部 古代の典籍と外来文化(道教・神仙思想と仏教
『藤氏家伝』の成立と『懐風藻』
今の時の深く智れる人―景戒の三教観をめぐって
源為憲と初期天台浄土教―慶滋保胤との対比を通じて)
第3部 古代東国の信仰と仏教(神仙の幽り居める境―常世国としての常陸と藤原宇合
「七世父母」と「天地誓願」―古代東国における仏教受容と祖先信仰をめぐって
東国における一切経の書写と伝播
禅師広達とその周辺―古代東国仏教史の一断面
墨書土器にみる信仰と習俗)
律令制下の「村神郷」―墨書土器が物語るもの
第1部 古代の天皇と道教思想(天皇号の成立と東アジア―近年出土の木簡と朝鮮の金石文を手がかりにして
金液丹と禅師―仁明天皇の道教的長生法実践とその背景)
第2部 古代の典籍と外来文化(道教・神仙思想と仏教
『藤氏家伝』の成立と『懐風藻』
今の時の深く智れる人―景戒の三教観をめぐって
源為憲と初期天台浄土教―慶滋保胤との対比を通じて)
第3部 古代東国の信仰と仏教(神仙の幽り居める境―常世国としての常陸と藤原宇合
「七世父母」と「天地誓願」―古代東国における仏教受容と祖先信仰をめぐって
東国における一切経の書写と伝播
禅師広達とその周辺―古代東国仏教史の一断面
墨書土器にみる信仰と習俗)
律令制下の「村神郷」―墨書土器が物語るもの