迦陵頻物語

附「海に入りて―慈信坊善鸞に―」「その他随想」

著者 南部 松雄
出版社 自照社出版
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2015/08/02
ISBN 9784865660173
判型・ページ数 4-6・106ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 お取り寄せ
”面はふくよか、心は純真そのもので”と舞い、五代続いた雅楽の思いを、八十年の半生と共に語る。 明治から昭和にかけて、浪速の雅楽の復興へと、今日の雅亮会の礎となる先人の想いを、少年期に舞った迦陵頻の鮮明な記憶から語る。 他に、親鸞と善鸞の父子の物語、「海に入りて―慈信坊善鸞に―」を附す。
はじめに

迦陵頻物語
 念仏の衆生を極楽に迎える鳥
 推古時代、三宝の供養に伎楽を用いる
 江戸から明治、四天王寺や本願寺との関わり
 大正期、住吉大社へ皇后陛下が行啓
 雅亮会での祖父と父
 学校帰りに迦陵頻を習う
 五重の宝塔を仰ぎ舞台で父子が舞う
 雅楽への父の思い
 教員、大学院生、そして舞楽の日々
 五代続いた雅楽への思い

きっとまた会える
 拓かれた言の葉―遠藤秀善老五十回忌によせて―
 フェイド・アウェイ

海にいりて―慈信坊善鸞に―
 東国門徒の師への質問と答え
 「東国は東国である」
 古びた朱塗りの椀
 異端児として
 陸奥での治療と伝道
 目覚めた意識と洞察力
 「だだ念仏をよろこべ」のお示し
 女性によって広まる
 父に迎えられて

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