中世の高野山を歩く 【歴史の旅】

著者 山陰 加春夫
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2014/12/01
ISBN 9784642082594
判型・ページ数 A5・204ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 お取り寄せ
真言密教の道場、入定信仰の霊場として、人々の崇敬を集める高野山。空海の金剛峯寺建立をはじめ、中世には王家・公卿の信仰の対象となった参詣作法やルート、高野聖の活動や『平家物語』の挿話など、約1200年に及ぶ信仰と文化を、豊富な写真と地図を交え辿り、霊山としての魅力に迫る。幻想的な世界遺産の歴史を旅する一冊。
高野山という空間―プロローグ
Ⅰ 平安時代初期の高野山
 空海の高野山開創
 平安時代初期の壇場伽藍と奥之院

Ⅱ 摂関・院政期の高野山
 中世寺院としての再生
 高野参詣の作法
 覚法法親王の高野参籠
 「高野山水屏風」に見える壇場伽藍とその周辺)

Ⅲ 治承・寿永の内乱~鎌倉時代前期の高野山
 『平家物語』と高野山
 高野の聖たち

Ⅳ 鎌倉時代中、後期~室町時代前期の高野山
 金剛峯寺の「自立」政策
 「唯一」の荘園領主へ
 江戸時代以後の高野山―エピローグ

あとがき
参考文献
図版一覧
索  引

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