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『維摩経』を読む 【岩波現代文庫 学術320】
著者 | 長尾 雅人 著 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 経典・聖典(学術的) |
出版年月日 | 2014/10/16 |
ISBN | 9784006003203 |
判型・ページ数 | 文庫・322ページ |
定価 | 本体1,240円+税 |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
代表的な大乗経典の一つである『維摩経』は、主人公の維摩が居士(在家仏教信者)であることに特色がある。家族、職場、男女の複雑な人間関係、名誉、地位、金銭への拘り…。この汚濁の現実の中に生きながら、安らぎの道は得られるだろうか。『維摩経』は、在家の人々を救うことを第一のテーマとした経典である。世界の一切が「空」であると説きながら、菩薩の衆生への無限の慈悲が解き明かされる。(前書より)
第一講 大乗仏典と『維摩経』
1 大乗思想と大乗仏典
2 大乗における経と論
3 『維摩経』の構想
4 アームラパーリーの園林にて(第一章)
第二講 仏陀の徳と仏国土
1 大蔵経の歴史
2 仏陀を讃える(第一章続き)
3 仏陀の根本的な教説
4 一音説法
5 仏国土の清浄
第三講 機智縦横の維摩
1 維摩の人となり(第二章)
2 十大弟子との問答(第三章)
第四講 衆生病むが故にわれ病む
1 菩薩たちとの対論(第三章続き)
2 文殊との対談(第四章)
第五講 相即相入の世界
1 不可思議解脱の法門(第五章)
2 相即相入の世界
3 知恵と慈悲-二つの方向(第六章)
4 生の根本を問う
第六講 仏陀の道を行く
1 仏道を行ずるとは(第七章)
2 如来の家に生まれる
3 維摩の一黙、雷の如し(第八章)
4 香りの説法、言葉の説法(第九章)
5 結尾の諸章
あとがき
解説 (桂紹隆)
1 大乗思想と大乗仏典
2 大乗における経と論
3 『維摩経』の構想
4 アームラパーリーの園林にて(第一章)
第二講 仏陀の徳と仏国土
1 大蔵経の歴史
2 仏陀を讃える(第一章続き)
3 仏陀の根本的な教説
4 一音説法
5 仏国土の清浄
第三講 機智縦横の維摩
1 維摩の人となり(第二章)
2 十大弟子との問答(第三章)
第四講 衆生病むが故にわれ病む
1 菩薩たちとの対論(第三章続き)
2 文殊との対談(第四章)
第五講 相即相入の世界
1 不可思議解脱の法門(第五章)
2 相即相入の世界
3 知恵と慈悲-二つの方向(第六章)
4 生の根本を問う
第六講 仏陀の道を行く
1 仏道を行ずるとは(第七章)
2 如来の家に生まれる
3 維摩の一黙、雷の如し(第八章)
4 香りの説法、言葉の説法(第九章)
5 結尾の諸章
あとがき
解説 (桂紹隆)