新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.05
現代の死と葬りを考える 【神戸国際大学経済文化研究所叢書17】
昨今,死にまつわる問題,とりわけ葬儀についての関心が高く,経済誌などでも特集記事が組まれるほどである。そのようななか,本書では,現代における死生観を問い直し,多様化する葬送儀礼のあり方をめぐって学際的に検討する。
巻頭言(遠藤雅己)
序 章 現代における死生観と葬送儀礼の多様性(近藤 剛)
1 本書の趣旨
2 本書の概要
第Ⅰ部 死生観の研究
第1章 古代人の死生観(笠井惠二)
──エジプト,メソポタミア,ギリシャ・ローマ,パレスティナを手がかりとして
1 エジプト
2 メソポタミア
3 ギリシャ・ローマ
4 パレスティナ
5 まとめ
第2章 「天地の間」という自然観──遺体から遺伝子まで(三宅善信)
1 神話の比較──ギルガメッシュとスサノヲ
2 天地をつなぐ柱──三内丸山遺跡と諏訪大社御柱祭
3 有限の世界認識──「みえる範囲」こそが世界
4 自然の再生力を信じる──『中臣祓詞』
5 人間の身体にまつわる二重性──実存と所有
6 遺体と遺伝子──いのちの乗り物
第3章 中世日本の死生観(中村直人)
1 他界観と葬送の担い手
2 墓地の展開
3 墳墓と石塔
4 寄進者の願い
第4章 死の現象学──死の知に関するシェーラーの考察(浅野貴彦)
1 死の現象学の課題
2 死とは何か
3 死の経験について
4 死と社会
5 死の意味
第5章 死生観の構造(三宅義和)
1 死生観とは
2 死生観に影響を与える要因
3 死生観調査
4 死生観の構造モデル
第Ⅱ部 葬送儀礼の研究
第6章 葬送倫理の提言…近藤 剛
1 死者に対する儀礼としての葬り
2 葬りの意味の形而上学
3 葬送倫理という発想
4 葬送倫理と死者崇拝
5 葬るという人間の責務
第7章 死者儀礼の重要性──葬儀後の儀礼を中心に(中野敬一)
1 死者儀礼とは
2 死者儀礼の役割
3 死者儀礼とグリーフ・ワーク
4 死者儀礼と墓
5 死者儀礼と食事
第8章 死生文化としての臨終儀礼(松田 史)
1 民衆救済と佛教
2 現代の死と葬儀再考
3 臨終における先人の智慧
4 死生文化としての葬儀
第9章 葬送のイメージ論──いやしと宗教性(堀 剛)
1 葬儀の意味と意義
2 死者が生者をいやすとき
3 死者イメージとセラピー
4 霊的な対話とキリスト教
5 プロテスタントの葬儀に必要なもの
第10章 観光資源化する葬送儀礼(前田武彦)
1 悲しみと楽しみのはざまで
2 生前世界と死後世界のはざまで
3 儀礼行為と儀礼対象のはざまで
4 宗教と観光のはざまで
第11章 都市部における葬儀の今後とは(高嶋一裕)
1 葬儀の現状
2 葬儀の変遷
3 都市新住民の属性と今後の葬儀考察
4 葬儀価値観による葬儀の変化
5 むすびとして──今後の葬儀を展望
あとがき(近藤 剛)
序 章 現代における死生観と葬送儀礼の多様性(近藤 剛)
1 本書の趣旨
2 本書の概要
第Ⅰ部 死生観の研究
第1章 古代人の死生観(笠井惠二)
──エジプト,メソポタミア,ギリシャ・ローマ,パレスティナを手がかりとして
1 エジプト
2 メソポタミア
3 ギリシャ・ローマ
4 パレスティナ
5 まとめ
第2章 「天地の間」という自然観──遺体から遺伝子まで(三宅善信)
1 神話の比較──ギルガメッシュとスサノヲ
2 天地をつなぐ柱──三内丸山遺跡と諏訪大社御柱祭
3 有限の世界認識──「みえる範囲」こそが世界
4 自然の再生力を信じる──『中臣祓詞』
5 人間の身体にまつわる二重性──実存と所有
6 遺体と遺伝子──いのちの乗り物
第3章 中世日本の死生観(中村直人)
1 他界観と葬送の担い手
2 墓地の展開
3 墳墓と石塔
4 寄進者の願い
第4章 死の現象学──死の知に関するシェーラーの考察(浅野貴彦)
1 死の現象学の課題
2 死とは何か
3 死の経験について
4 死と社会
5 死の意味
第5章 死生観の構造(三宅義和)
1 死生観とは
2 死生観に影響を与える要因
3 死生観調査
4 死生観の構造モデル
第Ⅱ部 葬送儀礼の研究
第6章 葬送倫理の提言…近藤 剛
1 死者に対する儀礼としての葬り
2 葬りの意味の形而上学
3 葬送倫理という発想
4 葬送倫理と死者崇拝
5 葬るという人間の責務
第7章 死者儀礼の重要性──葬儀後の儀礼を中心に(中野敬一)
1 死者儀礼とは
2 死者儀礼の役割
3 死者儀礼とグリーフ・ワーク
4 死者儀礼と墓
5 死者儀礼と食事
第8章 死生文化としての臨終儀礼(松田 史)
1 民衆救済と佛教
2 現代の死と葬儀再考
3 臨終における先人の智慧
4 死生文化としての葬儀
第9章 葬送のイメージ論──いやしと宗教性(堀 剛)
1 葬儀の意味と意義
2 死者が生者をいやすとき
3 死者イメージとセラピー
4 霊的な対話とキリスト教
5 プロテスタントの葬儀に必要なもの
第10章 観光資源化する葬送儀礼(前田武彦)
1 悲しみと楽しみのはざまで
2 生前世界と死後世界のはざまで
3 儀礼行為と儀礼対象のはざまで
4 宗教と観光のはざまで
第11章 都市部における葬儀の今後とは(高嶋一裕)
1 葬儀の現状
2 葬儀の変遷
3 都市新住民の属性と今後の葬儀考察
4 葬儀価値観による葬儀の変化
5 むすびとして──今後の葬儀を展望
あとがき(近藤 剛)