話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
聖徳太子の仏法 【講談社現代新書1722】
太子とはどのような存在なのか?これが真相だ!最近になって、太子の存在説が取りざたされている。『日本書紀』の編纂を命じた天武天皇と藤原不非等の政治的野望から生まれた偽りの偶像である。実在したのは、用明天皇の皇子の厩戸王だけである、という説が出ている。太子という存在は、わが国に仏教が伝来された出来事との連関で捉えなければならない。鮮やかな思想史の試み。
第一章 釈迦像の伝来
一、説話的出来事としての仏法の初伝
二、絶対知の体現-釈迦仏 ほか
第二章 釈迦仏の祭祀
一、太子の出生-厩戸皇子
二、菩薩-前年の釈迦仏 ほか
第三章 学問尼による仏法
一、末法辺土の生身の菩薩
二、用明天皇の死 ほか
第四章 女天皇と朝廷儀礼
一、崇峻天皇暗殺
二、推古天皇-学問尼の統括者 ほか
一、説話的出来事としての仏法の初伝
二、絶対知の体現-釈迦仏 ほか
第二章 釈迦仏の祭祀
一、太子の出生-厩戸皇子
二、菩薩-前年の釈迦仏 ほか
第三章 学問尼による仏法
一、末法辺土の生身の菩薩
二、用明天皇の死 ほか
第四章 女天皇と朝廷儀礼
一、崇峻天皇暗殺
二、推古天皇-学問尼の統括者 ほか