虚無の信仰

西欧はなぜ仏教を怖れたか

著者 ロジェ=ポル・ドロワ
島田 裕巳
田桐 正彦
出版社 トランスビュー
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2002/05/01
ISBN 9784901510059
判型・ページ数 4-6・357ページ
定価 本体2,800円+税
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1820年頃、ヨーロッパで「仏教」が成立する。研究が進展し、経典の翻訳がすすめられたその時期に、恐怖はかえって増大した。異文化誤解の歴史の謎に迫るフランスのベストセラー。…ヨーロッパの社会では、人権、あるいは人間の生命というものに絶対的な価値がおかれている。そうした社会に生きる人間からみれば、「涅槃」、つまりは個人の死に究極的な価値をおく仏教は、人権を無視し、人間の生命を蹂躙する危険な宗教であるということになる。……

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