新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
古代寺院の成立と展開 【日本史リブレット17】
仏教が伝来した六世紀後半から七世紀代の日本列島は、古代国家形成へ向けての激動の国際化時代であった。それは鎖国から開港へと歩みはじめた「近代化」の軌跡に匹敵する、日本の「古代化」という大きな画期であった。目にすることができない伝来当時の仏教を、文献史料・発掘された寺院跡や瓦の変遷から考察し、古代国家形成の仏教が、如何なる目的で受容され、全国に波及していったのか考察する。