宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読 【岩波現代文庫 文芸45】

著者 鎌田 東二
出版社 岩波書店
ジャンル 文学・随筆
シリーズ 岩波現代文庫 文芸
出版年月日 2001/12/14
ISBN 9784006020453
判型・ページ数 文庫・342ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
未完の美しい物語「銀河鉄道の夜」は、多くの詩人たちを魅了しつづけ、想像力を喚起してきた。宗教学者である著者は、ジョバンニの銀河体験をシャーマンの脱魂体験や宇宙体験と結びつける。「ほんたうのさいはひ」とは何か。テキストの変遷を追いながら、賢治が表現しようとした人間の存在論的な孤独に迫る圧巻の新読解。(前書より)
「銀河鉄道の夜」精読
 序章 鳥シャーマンの孤独と遠さ
 第一章 僕はほんたうにつらいなぁ-修羅の涙-
 第二章 みんなのほんたうのさいはひをさがしに行く-菩薩への求道-
 第三章 セロのやうな声-ブルカニロ博士の実験-
 第四章 どこまででも行ける切符-幻想第四次の銀河鉄道の緑の切符
 第五章 ほんたうのたった一人の神さま-一乗の乗り物-
 第六章 今日牛乳がぼくのところに来なかったのですが
       -ジョバンニの帰還、あるいは菩薩は行く人ではなく還る人である-
 終章 鳥シャーマンはどこの空を飛ぶか?

銀河鉄道の夜 (宮沢賢治)
 銀河鉄道の夜 初期形第一次稿
 銀河鉄道の夜 初期形第二次稿
 銀河鉄道の夜 初期形第三次稿

あとがき

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