日本書紀に秘められた古社寺の謎

神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

著者 三橋 健
出版社 ウェッジ
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2020/07/20
ISBN 9784863102255
判型・ページ数 新書・223ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 お取り寄せ
古代、神社とは、まつりごと=政治の中枢であり、天皇や豪族は神を祀る祭司の役割も担っていた。 また、寺院も政治と権力の装置として機能していた。 こうしたことを証言するのが『日本書紀』である。 そこに登場する古社寺はいつ何のために建てられたのか? 歴史や信仰の世界でどんな影響を与えたのか? 『日本書紀』編纂1300年のいま、謎解き風に迫る!
第1章 ヤマト王権を確立させた知られざる大神社の秘史
 日本最古の神社・大神神社―ヤマト王権発祥地の深層
 アマテラスと巫女たちの聖地・伊勢神宮―最初はいったいどこにあったのか
 神宝と古代祭祀の古社・宗像大社―なぜ「絶海の孤島」が重視されたのか
 ヤマトタケル伝説の原郷・熱田神宮―草薙剣を呼び寄せた尾張氏の霊剣信仰

第2章 古代の伝説・事件の舞台となった社寺の謎
 オオクニヌシ王国の遺産・出雲大社―崇神朝の神宝事件が語る国譲り神話の真実
 新羅の王子アメノヒホコを祀る・出石神社―渡来人がもたらした「神宝」とは何だったのか
 仲哀天皇の悲劇の舞台・香椎宮―神功皇后の伝承と九州の聖母信仰をめぐる謎
 河内王朝の記憶・住吉大社―神功皇后伝説と王朝交代説の交点
 飛鳥の争乱の残影・山田寺―蘇我倉山田石川麻呂の悲劇と仏頭の流転

第3章 飛鳥の古寺・廃寺の正体
 日本最初の寺・豊浦寺―蘇我氏対物部氏の崇仏・廃仏論争の真実
 蘇我氏の栄光のシンボル・飛鳥寺―蘇我氏の興亡を見据えた飛鳥大仏
 斑鳩に出現した日本的仏教の原点・法隆寺―本当に聖徳太子が建てたのか
 消えた巨刹・大官大寺―藤原京にそびえた九重塔の威容
 天武・持統天皇ゆかりの古寺・薬師寺―朝廷が薬師信仰を積極的に受け入れた意外な背景

第4章 なぜか日本書紀が語らない有名古社寺の謎
 八幡信仰の本源・宇佐神宮―記紀が沈黙する八幡神の正体
 異界信仰の霊地・熊野三山―じつはつながっていた神武伝説と熊野詣
 記紀が書けなかった京都の古社寺―上賀茂神社、下鴨神社、松野尾大社、六角堂

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