西遊詩巻

頼山陽の九州漫遊

200年前、九州を旅した文人・頼山陽。旅行中に揮毫した漢詩紀行「西遊詩巻」に、その文人墨客の交往と山紫水明の風光をたずねる。

著者 谷口 匡
出版社 法藏館
ジャンル 文学・随筆
出版年月日 2020/12/10
ISBN 9784831877369
判型・ページ数 4-6・284ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
200年前、九州を旅した文人・頼山陽。「雲か山か呉か越か」で人口に膾炙する「泊天草洋」ほか多数の詩を作った。その初案等を揮毫した墨蹟淋漓の漢詩紀行「西遊詩巻」に、その文人墨客の交往と山紫水明の風光をたずねる。
まえがき

Ⅰ章 漢詩人頼山陽の九州漫遊
一、はじめに
二、西遊の動機と『日本外史』
三、計画のない旅
四、西遊中の漢詩の評価
五、西遊中の漢詩の特色
六、「西遊詩巻」の価値
七、耶馬渓の発見

Ⅱ章 西遊する頼山陽と『杜韓蘇古詩鈔』
一、いかにして詩材を貯えたか
(一)頼山陽の漢詩/(二)「中原一髪青何在」の句をいかに得たか/(三)自編の選集『杜韓蘇古詩鈔』
二、『韓蘇詩鈔』に見る山陽の文学観
(一)杜詩を読むために韓蘇の詩を読む/(二)韓詩・蘇詩の特色を新たに見出す/(三)蘇軾詩に見る「士大夫の善謔」
三、西遊中の詩と杜詩・韓詩・蘇詩
(一)杜甫からの影響/(二)韓愈からの影響/(三)「雲か山か……」と蘇詩/(四)蘇詩からの借用/(五)頻用した蘇詩の典故
四、おわりに

Ⅲ章 「西遊詩巻」と二つの跋文
一、はじめに
二、『山陽先生真蹟西遊詩』について
三、重野成斎・頼支峰の跋について

Ⅳ章 「西遊詩巻」訳注
一、はじめに
二、「西遊詩巻」訳注

Ⅴ章 下関と頼山陽
一、はじめに―下関に来た山陽
二、山陽が描く下関の風景
三、壇ノ浦の戦いと先帝会
四、下関の遊女たち
五、酒と芸術
六、客情
七、おわりに

Ⅵ章 頼山陽と下関の商人広江殿峰
一、はじめに
二、広江殿峰の生涯と人となり
三、山陽と殿峰の出会い
四、下関での山陽と殿峰
五、殿峰の死とその後
六、おわりに

附録

1 探訪・京都の漢学
一、はじめに
二、藤原惺窩とその門下
三、石川丈山と元政
四、山崎闇斎と崎門学派
五、伊藤仁斎と貝原益軒
六、石田梅岩の心学
七、経学と詩文の分離
八、寛政異学の禁と考証学
九、海保青陵と頼山陽
十、おわりに

2 入谷仙介先生の教え
3 「西遊詩巻」影印 附『山陽先生真蹟西遊詩』跋文

主要参考文献
初出一覧
あとがき

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