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仏教美術史展望

内田啓一論集

著者の広大な知的関心と学問的構想に基づく論稿の中から仏教美術史に関する十六編を厳選して収録、新たなる美術史像を構築する一冊。

著者 内田 啓一
出版社 法藏館
ジャンル 美術
歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2021/05/20
ISBN 9784831863294
判型・ページ数 A5・561ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
著者の幅広い学問的構想に基づく論稿より仏教美術史に関する十六編を厳選し、「仏教美術史を俯瞰する」「東アジアを伝播する図像」「後醍醐の王権と文観の造形」「祖師の姿と本尊の霊験」「密教図像の宇宙」の五部構成で収録。
刊行にあたって
第一部 仏教美術史を俯瞰する
仏画における生身性について―五色糸と髪繡―
中国版本の請来と日本美術
唐物・韓物・和物のたからもの―木版画を中心に―

第二部 東アジアを伝播する図像
宋代版画三題―元興寺蔵如意輪を中心とした円成寺蔵如意輪・遍照寺蔵阿弥陀三尊―
MOA美術館蔵『伝法正宗定祖図』について―宋請来の拓本と図像―            
サンフランシスコ・アジア美術館所蔵文殊菩薩図像について―宋本図像と形式の踏襲―

第三部 後醍醐の王権と文観の造形
根津美術館蔵大日金輪・如意輪観音厨子について―文観房弘真と制作背景―
吉野・吉水神社蔵両界種子曼荼羅―後醍醐天皇と文観房弘真―
妙法院蔵神像図像巻の図像学的考察 
早稲田大学図書館所蔵 『狐草紙』と『文観阿舎利絵巻』―文観房弘真の後世におけるイメージ化―

第四部 祖師の姿と本尊の霊験
根津美術館蔵善光寺如来縁起絵
室生寺蔵真言八祖画像について―室生寺中興空智房忍空との関係から―
「互いの御影」空海と僧形八幡神画像について―成立から浄光明寺本まで―
個人蔵清凉寺式釈迦如来画像について―西大寺像との関わりを中心に―

第五部 密教図像の宇宙
烏蒭沙摩明王図―東京国立博物館本と奈良国立博物館本―
新出の立川流聖教について―翻刻と解題―

附録 立川流聖教『五大五色抄(仮称)』影印

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あとがきにかえて(成澤勝嗣)
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