深大寺の白鳳仏

武蔵野にもたらされた奇跡の国宝

著者 貴田 正子
出版社 春秋社
ジャンル 日本仏教
美術
出版年月日 2021/06/03
ISBN 9784393138052
判型・ページ数 4-6・217ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
新薬師寺の香薬師像・法隆寺の夢違観音像と並び、白鳳仏を代表する深大寺の国宝・釈迦如来像は、どこで造られ、なぜ当時僻地であった武蔵野の地にもたらされたのか。
香薬師像の右手を発見した著者が新たな謎の解明に迫る歴史ロマンミステリー。
第1章 白鳳三仏
  白鳳は「日本」の幕開け
  飛鳥仏→白鳳仏→天平の仏像
  白鳳仏いろいろ
  白鳳仏は「かわいい文化」の起源
  「白鳳三仏」って何?
  謎解きの出発点は「白鳳三仏」

第2章 香薬師像の右手
  はじまりはコピー仏像
  光明皇后の念持仏
  基本情報① 過去三回の盗難事件
  基本情報② 複製像
  盗難遺留品ミステリー
  新薬師寺住職との“共同取材”
  仏像研究者の記録
  鎌倉の古刹から新薬師寺へ

第3章 ミステリーな深大寺像
  深大寺の創始
  関東最古の傑作白鳳仏
  国宝認定のきっかけは香薬師像の右手発見?!
  国宝指定記念講演会
  仏像研究者の歴史ロマン

第4章 高倉福信
  祖父は高句麗王家の渡来人
  相撲上手で聖武天皇に召される
  力士から異例の大出世
  聖武天皇、孝謙(称徳)天皇から重用
  氏姓でも上級貴族
  三度就いた武蔵守
  福信と深大寺との接点

第5章 迷走
  渡された場面
  『私案抄』と民間伝承
  中間報告書
  光明皇后と福信
  光明皇后と橘諸兄
  福信、山背守から武蔵守へ

第6章 平城山を越えて
  恵みの巡行
  井手寺跡
  橘諸兄の墓
  いにしえの橘諸兄
  最終報告会

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