仏像の光と闇 歴史の裏にある先人の“戦略”

著者 宮澤 やすみ
出版社 水王舎
ジャンル 美術
出版年月日 2019/02/25
ISBN 9784864701136
判型・ページ数 4-6・239ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
“慈悲”“癒し”で語りきれないもう一つの側面!

奈良時代の最盛期であり東大寺が築かれた天平から仏教思想が 一気に広まる鎌倉時代までの間は混迷を極めており、 呪いや怨霊、ついには末法思想まで広まり、厭世観漂う混沌の時代であった。そういった視点で仏像を眺めると見えてくる世界がある。
人間の心の闇(怨念や愛欲、名誉欲など)にスポットを当て、 日本人の宗教観と信仰の裏表に迫り、 仏像ブーム、パワースポットブームに一石を投じる。
序章 「呪いの装置」としての仏像
第1章 仏像の役割、闇の用途
第2章 異国の神、日本に現る 飛鳥~白鳳
第3章 恐怖の仏像による国防と怨霊対策 天平~平安前期
第4章 末法到来。あきらめの境地から人間回復まで 平安後期~鎌倉
終章 「教科書通り」は要らない。仏像観の多様化

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