仏師から見た日本仏像史

一刀三礼、仏のかたち

著者 江里 康慧
出版社 ミネルヴァ書房
ジャンル 日本仏教
美術
出版年月日 2021/12/30
ISBN 9784623093335
判型・ページ数 4-6・233ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
平安時代中期にその後の仏像の祖型を完成させた定朝、鎌倉時代に最高峰を極めた運慶と快慶。
今なお模範であり続けるこの仏像群は、現在の仏師の目から見てどう映るのか。
仏師として長い経歴を持つ著者が、インドにおける仏像の濫觴から日本の慶派に至るまでの流れを通観しつつ、独自の視点で新たな日本仏像史を描き出す。

[ここがポイント]
◎ 仏師として視点で平安、鎌倉の仏像群をいかに評価するのか。
◎ 仏像史に関わるコラム、用語集を適宜配置し、図版を多数大きく掲載。
序 一刀三礼、仏のかたち
 一刀三礼の心と仏像の起源
 仏像不表現から三十二相へ  
 仏像の種類と異形の仏像
 目に見えぬ仏陀を観る  
 日本史は仏教の隆盛と衰退の波のうねり

第一章 日本の仏教黎明期──飛鳥・白鳳期
 飛鳥時代──国家の始動
 仏教伝来
 仏教は文化とともに伝わる  
 止利仏師
 樟による飛鳥仏
 白鳳時代──仏教文化が花開く

第二章 国家仏教として──奈良期
 平城京遷都
 塑像と乾漆像
 密教の興り
 鑑真和上の来朝
 檀像

第三章 仏教文化の絢爛──平安期
 官営造仏所から私設の工房へ
 和様の興り
 天皇の御願寺
 四円寺
 一木造から割矧造、そして寄木造へ

第四章 藤原氏の栄華──摂関期
 末法の世を迎えて
 藤原道長と仏師康尚
 無量寿院から法成寺へ
 仏師・定朝
 平等院阿弥陀如来坐像 ほか

第五章 作善の仏像──院政期
 積善の造立  
 法勝寺の建立
 六勝寺
 白河南殿・北殿
 鳥羽離宮 ほか

第六章 慶派の興隆──鎌倉期
 天平時代への回帰
 生身思想
 東大寺大仏殿の再建  
 東大寺南大門仁王像
 興福寺北円堂

終 仏師の冬、そして現代へ
 大寺院から家庭の仏間へ 
 仏師、史上最大の危機

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