仏像破壊の日本史【宝島社新書589】

神仏分離と廃仏毀釈の闇

著者 古川 順弘
出版社 宝島社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 宝島社新書
出版年月日 2020/11/05
ISBN 9784299010124
判型・ページ数 B6変・223ページ
定価 本体1,100円+税
在庫 在庫あり

1867(慶応3)年の明治天皇の「王政復古の大号令」にともない、新政府が行った神仏分離によって巻き起こった廃仏毀釈から150年。
神社と寺院を分離する政策が、なぜ僧侶自らが率先して神職への転職を申し出て、本尊を斧で叩き割ったとされるほどの仏教攻撃、文化財破壊にエスカレートしたのか?
そのとき神社仏閣では何が起こったのか。
衝撃的なビジュアル資料とともに、数々の具体的事例で日本宗教史における最大のタブーを読み解く!

第一章 神仏習合から神仏分離へ
 明治維新まで行われていた神仏習合とは?
 神仏分離はすでに江戸時代に実施されていた? ほか

第二章 寺院から分離して激変した神社
 維新前は寺院だった有名神社――日吉大社、大神神社、八坂神社、北野天満宮 ほか

第三章 廃仏毀釈と古寺名刹の危機
 権力に翻弄された仏たち――興福寺、内山永久寺、談山神社、浅草寺、増上寺 ほか

第四章 神道化された修験霊場と権現信仰
 神か仏かをめぐる迷走――金峯山寺、出羽三山、白山、金刀比羅宮 ほか

第五章 廃仏毀釈から国家神道へ

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