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チャンドラゴーミン研究序説

仏教徒の見たサンスクリット文法学

「苦行中の苦行」と言われるサンスクリット文法学学習に革新をもたらした文法書『チャンドラ文法』。本邦初となる本格的な基礎研究。

著者 矢崎 長潤
出版社 法藏館
ジャンル 辞典・事典・語学
出版年月日 2022/05/25
ISBN 9784831863959
判型・ページ数 A5・310ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 在庫あり
5世紀インドで、チャンドラゴーミンによって著述された『チャンドラ文法』は「仏教文法」と呼ばれ、「苦行中の苦行」と言われるサンスクリット文法学学習に革新をもたらした文法書であった。本邦初となる本格的な基礎研究。
まえがき
序論

本論
 第1章 『チャンドラ文法』研究序
  1. インドの伝統文法学:パーニニ文法学と三聖人
  2. 非パーニニ文法学
  3. 『チャンドラ文法』の基礎情報
  4. 『チャンドラ文法』研究のための諸資料
  5. 先行研究概観
  6. 研究課題と研究方法

 第2章 チャンドラキールティの「縁起」理解:パーニニ・チャンドラ文法学の観点から
  1. はじめに
  2. pratītya 解釈におけるチャンドラキールティの独自性
  3. Salvini の解釈
  4. parāpekṣayā vā の再検討
  5. 後世の文法学者による解釈
  6. おわりに:チャンドラキールティの文法根拠:A 3.4.20 109

 第3章 「仏教文法」としての『チャンドラ文法』
  1. はじめに
  2. ヴァスバンドゥの語義解釈と文法学者からの批判
  3. ヴァスバンドゥの反論とその背景
  4. 『チャンドラ文法』と時間的同時性の議論
  5. おわりに

 第4章 チャンドラゴーミンによる規則改変の背景
  1. はじめに
  2. バルトリハリによるチャンドラゴーミンの評価
  3. チャンドラゴーミンの規則改変:既成形提示
  4. 規則改変の背景
  5. おわりに:チャンドラゴーミンの応用

 第5章 パーニニ文法学とチャンドラ文法学
  1. はじめに
  2. パーニニの規則A 3.4.32 とパタンジャリの提案
  3. 『チャンドラ文法』における見解
  4. ラトナマティの解説
  5. 特殊な語形に関するラトナマティの見解
  6. チャンドラ文法学に対するカイヤタの批判
  7. おわりに

 第6章 パーニニ文法学の伝統形成に及ぼしたチャンドラ文法学の影響
  1. はじめに
  2. パーニニのA 3.3.68 とチャンドラゴーミンのCS 1.3.59
  3. ジネーンドラブッディの解説
  4. ラトナマティの解釈とその根拠
  5. おわりに

結論
付録
『チャンドラ文法』第1巻第3章(規則1‒73)訳注

略号・参考文献
索引

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