仏教とサンスクリット

著者 西村 実則
出版社 山喜房佛書林
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2017/06/20
ISBN 9784796302852
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 お取り寄せ
ブッダが使用していた言語は、今は残存していないマガダ語であったと推定されている。ところが、ある時点から仏教徒はバラモン教徒の使用言語であるサンスクリットを採用するようになった。本書では、どのような仏教徒がサンスクリットを採用し始めたのか、また仏教徒がサンスクリットを採用したことは、その後の仏教の展開においてどのような功罪があったかを追求する。
はじめに

第一章 「言語」に対するブッダの態度―地方語・チャンダス・歌詠声―
 1 辺国と地方語
 2 マガダ語の勧奨
 3 チャンダス
 4 未受具足戒人同誦戒と闡陀
 5 正統バラモンと仏教徒の「歌(吟)詠声」―chandasとbhasa―
 要結

第二章 サンスクリットと部派仏教教団
 1 マガダ語と諸言語の使用
 2 有部のサンスクリット採用と『八?度論』
 3 根本有部の古典サンスクリット
 4 化地部
 5 法蔵部
 6 正量部・犢子部

第三章 ガンダーラ語仏教圏と漢訳仏典
 1 漢訳阿含経典の場合
 2 説一切有部の場合
 3 初期大乗の場合
 要結

第四章 サンスクリットと大乗
 1 初期大乗経典は中期インド語(プラークリット)を用いたか
 2 大乗教徒と書写
 3 採用時期とその意図
 4 在家信者とサンスクリット
 
第五章 大乗在家信者と「書写」

第六章 『四分律』・コータン・仏陀耶舎

第七章 大衆部と『般若経』の接点―新出『八千頌般若経』断片を手がかりに―

第八章 サンスクリットと仏教
 1 ブッダの話した言葉―マガダ語
 2 サンスクリットの採用
 3 ブッダの活動範囲と北西インド
 4 民衆のことば―プラークリット
 5 初期大乗仏教の使用言語
 6 ガンダーラ語
 7 セイロン仏教とサンスクリット
 8 仏教の滅亡とサンスクリット

要略とその後
初出一覧

Einige Aspekte zur Schulzugehorigkeit des Patna Dharmapada
Die Sprache der Dharmaguptaka

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