新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
空の構造【講談社学術文庫 2832】
「中論」の論理
初期般若経典に、初めて論理的学説を与えた古代インドの名僧・龍樹(150-250、あるいは100-200)。主著『中論』は約450の偈、27の章から、あらゆるものの存在を否定しつくし、反対論者への反駁も執拗にして圧倒的だった。その非常に難解で、さまざまな解釈や誤解を生む古典的名著を、「聖なるもの」「俗なるもの」という2方向のヴェクトル概念を用いて、根気強く考察。インド哲学の泰斗が若かりし頃に記した、エネルギー溢れる筆致が、「俗」から「空」、「悟り」「聖なる世界」へ解脱の境地へと誘う!
第1章 『中論』における「聖なるもの」と「俗なるもの」
1 『中論』の歴史的位置
2 『中論』の思想的位置
3 『中論』における世俗と最高真理
第2章 「空」の構造
1 「俗なるもの」の構造
2 「俗なるもの」の否定(一)
3 「俗なるもの」の否定(二)
4 「俗なるもの」の否定(三)
5 「俗なるもの」の否定(四)
6 「俗なるもの」から「聖なるもの」へ
7 「聖なるもの」から「俗なるもの」へ
8 「俗なるもの」の聖化(一)
9 「俗なるもの」の聖化(二)
1 『中論』の歴史的位置
2 『中論』の思想的位置
3 『中論』における世俗と最高真理
第2章 「空」の構造
1 「俗なるもの」の構造
2 「俗なるもの」の否定(一)
3 「俗なるもの」の否定(二)
4 「俗なるもの」の否定(三)
5 「俗なるもの」の否定(四)
6 「俗なるもの」から「聖なるもの」へ
7 「聖なるもの」から「俗なるもの」へ
8 「俗なるもの」の聖化(一)
9 「俗なるもの」の聖化(二)