話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.08.18
唐代宗教思想史研究
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儒教・仏教・道教が鼎立した唐代宗教思想の具体像とは?修心思想や内丹論などの唐代道教研究の未開拓分野を切り開き、文献に対する緻密な考証を通じて仏教と道教が互いに影響し合い展開してきた宗教思想の情景を照らし出す。
第一部 唐代道敎思想史研究
第一章 「修心」と「内丹」──『雲笈七籤』卷十七を手がかりに──
第二章 『玄珠心鏡註』をめぐる人々──讀「盧陲妻傳」──
第三章 『玄珠心鏡註』に見える修心思想
第四章 『大道論』攷──唐代道敎と洪州禪──
第五章 『太白還丹篇』に見える内丹思想
第六章 『眞龍虎九仙經』の内丹思想
第七章 『元氣論』攷──その内丹思想を中心に──
第八章 『祕書監致仕呂府君墓誌銘并序』をめぐって──呂洞賓傳説との關りから──
第九章 『鍾呂傳道集』の内丹思想
第十章 「行氣」と「内丹」
第二部 中國思想と禪
第十一章 佛敎と道敎の閒──禪籍に見える用例から──
第十二章 『莊子』「庚桑楚篇」に見える老子・南榮趎問答をめぐって──禪問答との類似に關して──
第十三章 中國思想としての無情説法
第十四章 「知有」問答攷
初出一覽
後 記
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