近世京都寺社の文化史

経済基盤の脆弱な京都の中小規模の寺社が、存続かけてとった戦略を明らかにし、その背景にあった近世都市固有の宗教的需要を読み取る

著者 村上 紀夫
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2019/10/07
ISBN 9784831862532
判型・ページ数 A5・356ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 在庫あり
経済基盤の脆弱な京都の中小規模の寺社が、みずからの存続かけてとった多様な戦略を明らかにし、その背後に隠された近世都市固有の宗教的需要を読み解くことで、近世都市が此岸と彼岸の両面で抱えた諸問題をあぶり出す。
ある岩の歴史――序にかえて――

第Ⅰ部 都市の信仰と神社
 第一章 京都の町と神社
       ――一六・一七世紀における菅大臣社の動向から――
 第二章 一八・一九世紀の菅大臣社と門跡・「宮寺」・町
 第三章 近世中期における祇園社本願と「同宿」
 第四章 一九世紀京都近郊の神社と神人
       ――日向神明社にみる――
 補 論 消えた「迷子社」とその信仰史

第Ⅱ部 寺院と葬送・墓地
 第一章 近世阿弥陀ヶ峰の火屋と良恩寺
       ――火葬施設・寺・町――
 第二章 近世京都における無縁墓地と村落・寺院
 第三章 無縁墓地「南無地蔵」考
 第四章 空也堂・鉢叩きの大坂
 補 論 清水坂の「坂の者」と愛宕念仏寺

 終 章 一八世紀京都の都市と宗教

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図版出典一覧
あとがき
索引

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