砂漠のノマド

カースト社会の周縁を生きるジョーギーの民族誌

かつては物乞いと呪術に生きた移動民ジョーギー。定住化政策により、他カーストの村人とも共存する新たな暮らしを構築する姿を紹介。

著者 中野 歩美
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2020/02/28
ISBN 9784831862983
判型・ページ数 A5・336ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 在庫あり
カーストの底辺に生きた移動民ジョーギー。定住化により物乞いと呪術の生活から、
他カーストの村人とも共存する新たな暮らしを構築する姿を現地調査から紹介する。
序章
第一節 問題背景と研究の目的
第二節 ジョーギーをめぐる先行研究とその限界
第三節 調査地域と方法
第四節 本書の構成
第一章ジョーギーとは誰か―「上から」の集団表象の変遷
 第一節 帝国国勢調査と「カースト」の客体化
 第二節 第一期(19世紀末~20世紀初頭)
 第三節 第二期(20世紀初頭~インド独立期)
 第四節 第三期(インド独立後~現在)
 第五節 小括
第二章「定住化」後の暮らしと移動性
 第一節 ジョーギー内部の集団組織構造
 第二節 ジョーギーの生活様式とその変化
第三章 生計手段の変化と〈施し〉の現在
 第一節 稼ぐこと
 第二節 施しを乞う
 第三節 ジョーギーの「定住化」と「異人性」の現在
第四章 信仰と儀礼にみるジョーギーの集団性
 第一節 ナート派信仰からみる集団的特徴
 第二節 二重の周縁性とハイブリッドな信仰実践
第五章 生活基盤としての親族の紐帯
 第一節 北インドにおける婚姻表象
 第二節 ジョーギーの婚姻実践と姻戚関係 
 第三節 姻戚ネットワークと集団範疇認識
 第四節 生の拠り所としての親族ネットワーク
第六章 新たな「上から」の範疇化
     ―「ノマド」をめぐるNGО活動とジョーギー
第一節ジョーギーをめぐる新たな集団範疇
第二節クリミナル・トライブからDNTへ
第三節現地のNGО活動とジョーギー
第四節新たな括りと戦術的な自己表象の実践
結章
 初出一覧
 参照文献
あとがき
用語集
索引

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