新装版 近代日本の親鸞

その思想史

『歎異抄』再生を嚆矢とする近代“親鸞ブーム”。当時の親鸞伝、史学、文学など多彩な研究に着目し、近代日本人の精神をあぶり出す。

著者 福島 和人
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2018/10/25
ISBN 9784831865595
判型・ページ数 4-6・296ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
『歎異抄』再生を嚆矢とする近代“親鸞ブーム”。当時の親鸞伝、史学、文学など多彩な研究に着目し、近代日本人の精神をあぶり出す。
序 章
第一章 暁烏敏にみる『歎異抄』の近代的再生
第一節 『歎異抄』再生の史的契機
第二節 暁烏敏の求道歴程
―その青年時代と『歎異抄講話』出版まで―
第三節 その検討―思想史的考察
第二章 明治の親鸞伝
第一節 その概観
第二節 木下尚江の『法然と親鸞』
  木下尚江の一生―『法然と親鸞』著述への契機―木下の親鸞像
第三節 佐々木月樵の『親鸞聖人伝』
    佐々木月樵の一期―佐々木の親鸞思慕
第三章 明治大正における史学史上の親鸞
第一節 その概観
第二節 一史論風民間史学徒の親鸞像―村田勤『史的批評親鸞真伝』について―
  キリスト者村田勤―研究方法における実証性―親鸞の人間像―親鸞教の把握
第三節 批判的・実証的親鸞伝研究(その一)
―長沼賢海『親鸞聖人の研究』―
  大学実証史学の親鸞伝への参入―大学史学徒長沼賢海―実証の概要―実証がもたらしたもの
第四節 基礎的史料研究と親鸞伝
 一、辻善之助『親鸞聖人筆跡の研究』について
 二、藤原猶雪『親鸞聖人真像の研究』について
 三、鷲尾教導『恵信尼文書の研究』について
鷲尾教導の生涯とその業績―『恵信尼文書の研究』について
第五節 批判的・実証的親鸞伝研究(その二)
―中沢見明の『史上の親鸞』について―
中沢見明の生涯―『史上の親鸞』について―意義とその限界
第六節 山田文昭『親鸞とその教団』への結実
 一、念仏者山田文昭
 二、山田の親鸞聖人伝について
第四章 大正文学上の親鸞
―『出家とその弟子』にみる親鸞像―
第一節 続出する「親鸞」
第二節 『出家とその弟子』について
 一、倉田百三、その青年時代と戯曲『出家とその弟子』の出版
 二、『出家とその弟子』の世界と親鸞像
 三、その同時代における反響
 四、上演をめぐって
 五、親鸞像への役割と史的意義
あとがき

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