真贋力 【幻冬舎新書572】

金閣寺・銀閣寺住職が教える目利きの力

著者 有馬 賴底
出版社 幻冬舎
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
シリーズ 幻冬舎新書
出版年月日 2019/11/30
ISBN 9784344985742
判型・ページ数 新書・206ページ
定価 本体780円+税
在庫 在庫あり
デマや詐欺、文書の改鼠、フェイクニュースに溢れる現代社会で、最も必要なのが本物/偽物を見抜く力だ。
拡散された情報は真実か、取引相手は信用に足る人物か―社会の情報化が、真贋を見極めることの難しさに拍車をかけている。

金閣寺・銀閣寺住職である著者は、幼い頃から書画や骨董に親しみ、国宝や重要文化財を多数収蔵する美術館を開いた目利きの達人としても知られる。
ローマ教皇フランシスコら「真実の人」との出会いや、禅で最重要視される「体験」を通して培われた鋭い真贋力が、現代の私たちに迷いなく生き抜く術を教えてくれる。
第1章 言葉や情報の真贋を見極められない現代人
無欲とは、欲がないことではありません。惑わされず、欲とどうつきあっていくかが大事です。
禅は「捨て去る」ことに徹底しています。悟りに執着する心すらも捨てるのです。 ほか

第2章 体験こそが真実に到達するための道
禅の世界では、体験が何より重要です。いくら本を読んでも、真贋を見極める目は身につきません。
禅を難しく考える必要はありません。日常すべてが体験なのです。 ほか

第3章 茶の湯に学ぶ禅の本質
「仏法も茶の湯の中にあり」。茶の湯の精進と禅の修行は同じことです。
体裁にとらわれない。変な趣向を凝らさない。茶の湯に学ぶ本当の「おもてなし」とは? ほか

第4章 真贋を決めるのは人間の見識
龍門石窟で文化財の流出を目の当たりにし、美術館建設の意義を再認識しました。
構想から10年で完成した美術館を通じて、日本の文化の継承に貢献していきたい。 ほか

第5章 真実の人との出会い
バチカンで聞く『オラショ』に魂が震え、祭壇で仏教の「普回向」を唱えてきました。
すばらしい人格者の教皇フランシスコと世界平和のために一緒に祈りました。 ほか

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