話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
江戸の終活 【光文社新書1025】
遺言からみる庶民の日本史
「村役なんか絶対につとめるな」
「お金よりほかに宝物はない!」
「一番大切なのは、当家の相続。お前のことは、その次だ」
武士や公家だけでなく、百姓や商人も書いたエンディングノートが面白い!
天下泰平の世の中で「家」が形成され、人々は近親者の死を間近で経験するようになった。
そして最期を悟った者は残される者を思い、自らが得た教訓を込めて遺書を記した。
それは万感の心情が表れた文章であるとともに、当時の社会が分かる貴重な「史料」である。
私たちが教わってきた歴史とは、有名人の業績と大事件のあらましだが、本書では教科書に載らない市井の人々の声に耳を傾ける。
遺書という史料を読むことで歴史学を体感しつつ、異なる時代の人生から今に通じるヒントを得る。
「お金よりほかに宝物はない!」
「一番大切なのは、当家の相続。お前のことは、その次だ」
武士や公家だけでなく、百姓や商人も書いたエンディングノートが面白い!
天下泰平の世の中で「家」が形成され、人々は近親者の死を間近で経験するようになった。
そして最期を悟った者は残される者を思い、自らが得た教訓を込めて遺書を記した。
それは万感の心情が表れた文章であるとともに、当時の社会が分かる貴重な「史料」である。
私たちが教わってきた歴史とは、有名人の業績と大事件のあらましだが、本書では教科書に載らない市井の人々の声に耳を傾ける。
遺書という史料を読むことで歴史学を体感しつつ、異なる時代の人生から今に通じるヒントを得る。
第1話 百姓・鈴木仁兵衛
第2話 廻船問屋・相木芳仲
第3話 浪人・村上道慶
第4話 商人・武井次郎三郎
第5話 百姓・鯉淵加兵衛
第6話 豪商・戸谷半兵衛
第7話 河岸問屋・後藤善右衛門
第8話 百姓・安藤孫左衛門
第9話 廻船問屋・間瀬屋佐右衛門
第10話 農政家・田村吉茂
第11話 古着屋・増渕伊兵衛
第12話 魚問屋・片桐三九郎
第2話 廻船問屋・相木芳仲
第3話 浪人・村上道慶
第4話 商人・武井次郎三郎
第5話 百姓・鯉淵加兵衛
第6話 豪商・戸谷半兵衛
第7話 河岸問屋・後藤善右衛門
第8話 百姓・安藤孫左衛門
第9話 廻船問屋・間瀬屋佐右衛門
第10話 農政家・田村吉茂
第11話 古着屋・増渕伊兵衛
第12話 魚問屋・片桐三九郎