近世の女性と仏教

著者 菅原 征子
出版社 吉川弘文館
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
出版年月日 2019/07/10
ISBN 9784642034951
判型・ページ数 A5・292ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
男女差別があった近世社会において、女性たちは仏教といかに関わったのか。
村の過去帳に見える尼僧、授戒会と女性、尼僧の仏道修行、女性が開基となった江戸府内寺院、盤珪と貞閑尼(俳人田ステ女)、道元と近世曹洞宗の尼僧、白隠の女性観・門下の女性禅者など、多彩な問題を論究。
彼女らの活動を検証し、ジェンダーイコールな仏教の再生をめざす。
第一部 村の尼僧たち
 序 尼僧たちの位牌
 第一章 村の寺院の過去帳に見える尼僧
 第二章 大而宗龍の授戒会に集う女性たち
 第三章 近世の尼僧の仏道修行と社会的自立
 補論 女性俳諧師の出家

第二部 寺院の開基になった女性たち―『御府内寺社備考』より
 序 『御府内寺社備考』と女性による寺院開基
 第一章 天台宗寺院の特色と開基女性
 第二章 浄土宗寺院の特色と開基女性
 第三章 真言宗寺院の特色と開基女性
 第四章 臨済宗寺院の特色と開基女性
 第五章 曹洞宗寺院の特色と開基女性
 第六章 黄檗宗寺院の特色と開基女性
 第七章 法華宗寺院の特色と開基女性
 第八章 一向宗寺院の特色と開基女性

第三部 近世の女性と禅宗
 第一章 貞閑尼(俳人田捨女)と盤珪
 第二章 道元のメッセージと近世曹洞宗の尼僧たち
 第三章 白隠の女性観

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