白骨に学ぶ ―人道の苦・不浄・無常相―

著者 岸田 緑渓
出版社 湘南社
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2018/12/25
ISBN 9784434254802
判型・ページ数 B6・249ページ
定価 本体2,000円+税
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中世の無常観は蓮如の「紅顔むなしく変じて白骨となる」にみられ、正倉院文書・敦煌出土文書などにさかのぼります。さらに六世紀頃、無常観を悟るために僧が白骨を観想する図がシルクロードの石窟寺院の壁画にあります。

野辺に白骨がころがる時代から、これを尊重・保存する建墓の時代を経て、再び無墓の方向に揺れ動く葬送の変容をたどります。
まえがき―「腐敗屍骸墓」はなぜ作られたのか
序章 安楽死を祈願する―人道の苦相(生前相)
第1章 風葬、樹木葬、散骨葬
第2章 白骨観の系譜
第3章 中世の九相観説話
第4章 髑髏の話
あとがき―「無墓制」と「遺骨崇拝」

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