新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
日宋貿易と仏教文化
中国と国家間の外交関係を結ばなかった中世前期、民間の唐船による貿易が日本の社会・文化にもたらした影響を考察する。特に、僧侶が博多在住の貿易商人とつながることで、宋版一切経などの唐物や中国の知識・情報を手に入れ、仏牙信仰や宝篋印塔、輪蔵などの新しい文化が日本に広がったことを解明。社会史の視点から豊かな国際関係を描き出す。
序章 本書の研究視座と構成
第Ⅰ部 日宋・日元貿易と僧侶
第一章 唐船貿易の変質と鎌倉幕府
第二章 中世前期唐船貿易の構造
第三章 宋版一切経の輸入と受容
第四章 重源の「入宋」と博多綱首
第五章 高山寺の明恵集団と南宋
第Ⅱ部 中国文化の日本伝播
第一章 日本中世における北宋仏牙信仰の受容
第二章 石造宝篋印塔の成立
第三章 日本中世における中国石碑文化の受容
第四章 日本中世の寺社と輪蔵
終章 日宋・日元貿易をめぐる論点と私見
あとがき
初出一覧
索引
第Ⅰ部 日宋・日元貿易と僧侶
第一章 唐船貿易の変質と鎌倉幕府
第二章 中世前期唐船貿易の構造
第三章 宋版一切経の輸入と受容
第四章 重源の「入宋」と博多綱首
第五章 高山寺の明恵集団と南宋
第Ⅱ部 中国文化の日本伝播
第一章 日本中世における北宋仏牙信仰の受容
第二章 石造宝篋印塔の成立
第三章 日本中世における中国石碑文化の受容
第四章 日本中世の寺社と輪蔵
終章 日宋・日元貿易をめぐる論点と私見
あとがき
初出一覧
索引