三木清遺稿 「親鸞」

死と伝統について

著者 三木 清
子安 宣邦 編著
出版社 白澤社
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/09/30
ISBN 9784768479674
判型・ページ数 4-6・149ページ
定価 本体1,600円+税
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終戦からわずか40日後の1945年9月26日哲学者・三木清は解放されることなく豊多摩の拘置所で無念の死をとげた。三木の疎開先から見つかった書きかけの原稿「親鸞」は、彼の死の翌年、昭和22年1月に、その理不尽な死への怒りとともに、友人だった唐木順三によって『展望』(筑摩書房)創刊号に掲載された。  三木は親鸞の思想をどのように読もうとしたのか。その死に刻印された遺稿「親鸞」を、日本思想史家である著者が現代から捉えなおす。
序 遺稿「親鸞」から三木清を読む
 1 三木との出会い
 2 遺稿「親鸞」と三木の死
 3 パスカルと親鸞
 4 私は宗教的人間である
 5 『親鸞』―末法時の歴史的自覚

一 親鸞
 第一章 人間 愚禿の心
 歴史の自覚
 三願転入
 第四章 宗教的真理
 社会的生活
 
二 死について(『人生論ノート』より)

三 孤独について(『人生論ノート』より)

四 宗教について(『手記』より)

附録
 1 伝統論
 2 死と教養とについて―出陣する或る学徒に答う

結語 三木の死と遺稿「親鸞」の生命
 1 「死について」
 2 「死は観念である」
 3 「絶対的伝統主義」とは何か
 4 「死の論理」

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