三木清との哲学対話

『人生論ノート』をもう一度

著者 宮島 光志
森下 直貴
田中 久文
出版社 花伝社
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2025/06/25
ISBN 9784763421715
判型・ページ数 4-6・289ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
「わかったつもりで、わからない――」
三木清没後八〇年のいま、あらためて『人生論ノート』を読み直す

八〇余年、いまなお読みつがれる名著『人生論ノート』。「死」「幸福」から説き起こし、「人間の条件」「嫉妬」「噂」をへて「希望」「旅」「個性」まで――人生を縦横に論じた本書には、どのようなメッセージがこめられているのか。本書に潜む不思議に光を当て、断章の余白を自在に埋めながら、三木清と人生を語り合う。

あの「人生論の白眉」「昭和を代表する教養書」を、
かつての・いまの・これからの読者につなぐ案内書!
はしがき                       

第1部 三木清『人生論ノート』の余白を埋める
はじめに 活動的哲学者の軌跡
     ――『近代日本思想選 三木清』を読む   
1 近くて遠い『人生論ノート』
     ――五つの不思議    
2 〈死者のリアリティ〉が思想の伝統を創出する
     ――死者と生者の世代をつなぐコミュニケーション 
3 戦争のリアリティーと三木清の死生観
     ――戦争の足音を聞きながら綴った平和への想い 
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅰ)

第2部 三木清『人生論ノート』の現在・過去・未来
はじめに 『人生論ノート』の読み方   
1 『人生論ノート』の戦中と戦後
     ――時代を映す鏡としての役割         
2 近代日本哲学の中の『人生論ノート』         
3 日本と近隣諸国の〈共生〉を理念に掲げた三木の苦闘
     ――民族相互の秩序・希望・個性を尊重する思索 
4 『人生論ノート』と俗流心理学の興隆         
5 「虚無からの形成」を支える「超越的」な拠点
     ――『人生論ノート』から「新しい日本の哲学」へ
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅱ)

おわりに  

資料編
1 『人生論ノート』の解説と評価(変遷史)
    河上徹太郎 谷川徹三 桝田啓三郎 清水幾太郎
    中島健蔵 佐古純一郎 藤原定 串田孫一
2 『人生論ノート』関連年表(成立と流布)

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