重版情報(2020年4月~) - 2025.07.01
三木清との哲学対話
『人生論ノート』をもう一度
「わかったつもりで、わからない――」
三木清没後八〇年のいま、あらためて『人生論ノート』を読み直す
八〇余年、いまなお読みつがれる名著『人生論ノート』。「死」「幸福」から説き起こし、「人間の条件」「嫉妬」「噂」をへて「希望」「旅」「個性」まで――人生を縦横に論じた本書には、どのようなメッセージがこめられているのか。本書に潜む不思議に光を当て、断章の余白を自在に埋めながら、三木清と人生を語り合う。
あの「人生論の白眉」「昭和を代表する教養書」を、
かつての・いまの・これからの読者につなぐ案内書!
三木清没後八〇年のいま、あらためて『人生論ノート』を読み直す
八〇余年、いまなお読みつがれる名著『人生論ノート』。「死」「幸福」から説き起こし、「人間の条件」「嫉妬」「噂」をへて「希望」「旅」「個性」まで――人生を縦横に論じた本書には、どのようなメッセージがこめられているのか。本書に潜む不思議に光を当て、断章の余白を自在に埋めながら、三木清と人生を語り合う。
あの「人生論の白眉」「昭和を代表する教養書」を、
かつての・いまの・これからの読者につなぐ案内書!
はしがき
第1部 三木清『人生論ノート』の余白を埋める
はじめに 活動的哲学者の軌跡
――『近代日本思想選 三木清』を読む
1 近くて遠い『人生論ノート』
――五つの不思議
2 〈死者のリアリティ〉が思想の伝統を創出する
――死者と生者の世代をつなぐコミュニケーション
3 戦争のリアリティーと三木清の死生観
――戦争の足音を聞きながら綴った平和への想い
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅰ)
第2部 三木清『人生論ノート』の現在・過去・未来
はじめに 『人生論ノート』の読み方
1 『人生論ノート』の戦中と戦後
――時代を映す鏡としての役割
2 近代日本哲学の中の『人生論ノート』
3 日本と近隣諸国の〈共生〉を理念に掲げた三木の苦闘
――民族相互の秩序・希望・個性を尊重する思索
4 『人生論ノート』と俗流心理学の興隆
5 「虚無からの形成」を支える「超越的」な拠点
――『人生論ノート』から「新しい日本の哲学」へ
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅱ)
おわりに
資料編
1 『人生論ノート』の解説と評価(変遷史)
河上徹太郎 谷川徹三 桝田啓三郎 清水幾太郎
中島健蔵 佐古純一郎 藤原定 串田孫一
2 『人生論ノート』関連年表(成立と流布)
第1部 三木清『人生論ノート』の余白を埋める
はじめに 活動的哲学者の軌跡
――『近代日本思想選 三木清』を読む
1 近くて遠い『人生論ノート』
――五つの不思議
2 〈死者のリアリティ〉が思想の伝統を創出する
――死者と生者の世代をつなぐコミュニケーション
3 戦争のリアリティーと三木清の死生観
――戦争の足音を聞きながら綴った平和への想い
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅰ)
第2部 三木清『人生論ノート』の現在・過去・未来
はじめに 『人生論ノート』の読み方
1 『人生論ノート』の戦中と戦後
――時代を映す鏡としての役割
2 近代日本哲学の中の『人生論ノート』
3 日本と近隣諸国の〈共生〉を理念に掲げた三木の苦闘
――民族相互の秩序・希望・個性を尊重する思索
4 『人生論ノート』と俗流心理学の興隆
5 「虚無からの形成」を支える「超越的」な拠点
――『人生論ノート』から「新しい日本の哲学」へ
[対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅱ)
おわりに
資料編
1 『人生論ノート』の解説と評価(変遷史)
河上徹太郎 谷川徹三 桝田啓三郎 清水幾太郎
中島健蔵 佐古純一郎 藤原定 串田孫一
2 『人生論ノート』関連年表(成立と流布)