仏教の女神たち

著者 森 雅秀
出版社 春秋社
ジャンル 美術
出版年月日 2017/04/27
ISBN 9784393119136
判型・ページ数 4-6・257ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 お取り寄せ
大乗仏教では多数の諸仏・諸菩薩・諸天などが登場するが、そのほとんどが男性である。しかし、なかにはごく少数だが、吉祥天や弁財天などの女性もいる。これが密教になると、その数が急増する。こうした仏教における女性尊格(「女神(じょしん)」ないし「女尊(じょそん)」)のうち、①ターラー、②孔雀明王、③准胝観音、④鬼子母神、⑤吉祥天と弁財天を取り上げ、そのルーツから、仏教に取り込まれた経緯、仏教内での位置づけとその役割、さらにインド・ネパール・チベット・日本などでの信仰・美術・マンダラ・供養法などを総合的に解説する。図版92点。
はじめに

第1章 ターラー
 1 ターラーという女神
 2 インドのターラー
 3 チベットのターラー
 4 その他の地域
第2章 孔雀明王と五護陀羅尼
 1 陀羅尼とは何か
 2 マハーマーユーリーの神話
 3 孔雀明王の出現
 4 日本の孔雀明王
 5 インドのマハーマーユーリー
 6 中国の孔雀明王
 7 五護陀羅尼総説
 8 五護陀羅尼の図像
第3章 観音になった女尊チュンダー
 1 チュンダーという女神
 2 文献に説かれるチュンダー
 3 チュンダーの作例
 4 文献と作品
 5 チュンダーの臂数
第4章 鬼子母神
 1 鬼子母神に願う
 2 鬼子母神の物語
 3 薬叉と造形作品
 4 鬼子母神の姿とその意味
 5 日本の鬼子母神
 6 鬼子母神から観音へ
第5章 弁才天と吉祥天
 1 竹生島と蓮華会
 2 弁財天の成立とイメージ
 3 二臂弁才天の図像のゆらぎ
 4 『金光明経』の弁才天
 5 弁才天の供養とイコン
 6 恐ろしき女神としての弁才天
 7 書き換えられるテキスト
 8 宇賀弁才天ができるまで
 9 「竹生島」の構造

あとがき
参考文献

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