神道 千年のいのり

春日大社の心

著者 花山院 弘匡
出版社 春秋社
ジャンル 入門・お経・実用 > 仏教入門、教養、法話
出版年月日 2016/11/06
ISBN 9784393299487
判型・ページ数 4-6・198ページ
定価 本体1,600円+税
在庫 お取り寄せ
春日大社は、今年、式年造替を迎える。式年造替は、20年に一度、神社社殿をすべて造り替えるという大行事で、千年にわたって継続されてきた歴史的な事業である。春日大社のみならず、神道界・宗教界全体にとって、意義深い大変大きな宗教的文化的事業にほかならない。その記念すべき年にあたり、春日大社の花山院宮司みずからが、式年造替をはじめとして、春日大社や〈神道〉について、その歴史を踏まえつつ示唆深く語る。あわせて、この混迷の時代に、〈日本人の心〉をもって生きることの大切さを、滋味豊かに力強く語る。「神道」と「日本人」を考える上で、画期的な書が誕生。
はじめに―春日の参道を歩く


神さまの心―式年造替と遷座祭をめぐって
 式年造替を迎えて
 心と技の伝承
 御造替という力
 神様をお遷しする
 春日の大杉のもとで
 生まれ合うことの不思議
 御神宝をお戻しする
 狛犬と瑠璃燈籠と
 朱に染まる大社


幸せになる―三社託宣と春日曼荼羅のことなど
 三社託宣とは
 正直に、清く、優しく
 三社託宣の心を生きる
 春日曼荼羅とは
 春日講と春日八乙女
 神様と仏様との距離感
 春日の奥山と原生林
水・いのち・自然―御蓋山と春日山のことなど
 日輪と月輪と
 水と聖なる山
 春日浄土と御蓋山
 奥山五社と水源地
 水谷神社のこと
 春日の神様のすごさ
祈り・信じるということ―大祓のことなど
 大祓の祈り
 神様に近づくために
 神様が宿る言葉
日本人と祭り―春日祭と春日若宮おん祭のことなど
 祭りのいわれ
 春日若宮おん祭
 御旅所祭とは
 春日祭について
 春日の祭りと宮中の関係
 藤原氏のいしずえ
 春日大社と興福寺
 神仏習合と神仏隔離
 春日権現験記絵巻の世界


わたしはなぜ宮司になったか―花山院家のことなど
 春日の森の中で
 重なり連なり合ういのち
 場所の力とは
 春日の神と天照大神
 教師から宮司へ
 父の後ろ姿
 人智をこえた神様のもとで
 お稲荷様のこと
 先祖の話―歴史の彩りの中で

おわりに

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