神道の近代

変貌し拡がりゆく神々

著者 井上 順孝
出版社 春秋社
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2021/10/20
ISBN 9784393299524
判型・ページ数 4-6・405ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
明治期の神道の組織的布教の動きは神道の教団化を促し、教派神道を成立させた。
そしてその動きとは別に独自の体験により神道系の新宗教を立教する動きもあった。
これらの神道教団は神道と聞いてイメージする神社神道とは異なるけれども、近世から近代へ神道が移っていくうえで果たした役割は大きい。
いったい神道は何を近代まで引き継いできたのか。
現代も含む意味での近代の神道において決定的なものとは何なのだろうか。
序章
 (1) 近代の神道
 (2) 神道教団への注目

第一章 神道にとっての近代
 (1) 近代の二つの展開期
 (2) 背景にある近代の社会的条件
 (3) 近代の神道に継承された近世の思想
 (4) 神道の国際的研究がもたらした視点
 むすび

第二章 教派神道
 (1) 神道教派の形成をもたらした維新政府の宗教政策
 (2) 祭教分離を経て形成された教派神道
 (3) 二つのタイプの神道教派

第三章 神道系新宗教
 (1) 明治維新以前に形成された神道系新宗教
 (2) 明治以降昭和前期までに形成された神道系新宗教
 (3) 昭和前期の社会環境と神道系新宗教
 (4) 戦後形成された神道系新宗教
 (5) グローバル化の影響
 
第四章 神理教の展開
 (1) 佐野経彦と神理教
 (2) 教祖時代の神理教の教勢と地理的分布
 (3) 教祖没後の神理教の地域的展開
 (4) 戦後社会における神理教の地域的展開
 むすび

第五章 昭和前期の情報環境と祖神道信者の地理的広がり
 (1) 松下松蔵の世界観
 (2) 信者は地理的・時間的にどう広がったか
 (3) 手紙文から読み取れる悩みと苦しみの普遍性
 むすび

第六章 現代の神道が迎えた新しい局面
 (1) 近代の神道が構築した宗教に関わるフレーム
 (2) 戦後の社会変容と神道
 (3) 情報化とグローバル化の中の神道
 むすび

終章
 (1) 神道の起源を考える視野の広がり
 (2) 神道に潜む普遍性を考える新しい道
 むすび

関連書籍

SHOPPING ご注文

3,000円+税

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 文庫5周年特設サイト

  • 仏教書販売研究会

  • 歴史書懇話会

  • 浄土真宗の法話案内

  • bookcover

  • mokoroku

  • detabase

  • バーゲンブック

  • 仏教のすすめ

  • Kinoden

  • Maruzen eBook Library

  • 寺院コム