神道入門 【ちくま新書1330】

民俗伝承学から日本文化を読む

著者 新谷 尚紀
出版社 筑摩書房
ジャンル 民俗・信仰
シリーズ ちくま新書
出版年月日 2018/05/10
ISBN 9784480071224
判型・ページ数 新書・218ページ
定価 本体780円+税
在庫 在庫あり
日本の神道とは何なのか。それは、いくつもの信仰が、繰り返し「上書き保存されたもの」と捉えることができる。古代天皇の神祇祭祀に、仏教や儒教・陰陽道等が流入、さらに幽界霊界の存在への信仰が加わって、混沌としたまま全てを含みこむ形で展開。そのため、日本の神道は複雑に見えるのだ。本書では、その後、さらに天皇崇拝を中心とする近代の国家神道を経て、現代の宗教法人神社本庁が統括する神社神道へと至る変遷全体を追う。伝承分析の手法によって上書き保存の履歴を解明しつつ、変わることなく伝承されてきた神道の中核部分をあらわにする。
はじめに

第1章 日本書紀の「神道」
 1 孤立している日本書紀
 2 惟神(かむながら)の意味
 3 日本書紀の「神道」と「惟神」
第2章 古代神道―古代国家と古代天皇
 1 律令制下の神祇祭祀
 2 儒教道徳や仏教信仰の浸透
第3章 神身離脱と三宝帰依
 1 神々の託宣と神宮寺建立
 2 包活力の強い「神道」という語
 3 幣帛班給制の解体
第4章 中世神道―混沌と創造
 1 律令官人と日本書紀の構筵
 2 律令祭祀制から平安祭祀制へ―「二十二社・一宮制」と「王城鎮守・国鎮守」
 3 御霊信仰と祇園御霊会
 4 仏教神道と本地垂迹説
 5 伊勢神宮と伊勢神道
 6 中世神道の神々
 7 卜部兼倶と唯一神道
第5章 近世神道―学問と世俗
 1 近世の儒家神道
 2 近世の吉田神道
 3 平田篤胤と復古神道
第6章 近代立憲国家の近代神道
 1 明治新政府の神道政策
 2 国家神道 
 3 国家神道の形成過程
 4 国家神道の内容
第7章 現代社会の神社神道
 1 神社本庁と神社神道
 2 現在の神職養成

あとがき
参考文献・引用文献

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