新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
中世神道入門
カミとホトケの織りなす世界
日本古来の信仰でありながらも、時代とともにめまぐるしい変化を遂げてきた「神道」。
中世日本では、仏教と神道の融合現象―「神仏習合」が極めて発展的な展開をみせ、両部神道・伊勢神道・吉田神道など、さまざまな神道の流派が生まれた。
また、儀礼のありかた、体系的に組み合わせられた空間・図像・言説などにより、独自の世界観・世界像を築き、同時代の宗教のみならず政治・文化にも多大な影響を与えてきた。
近年、急速に研究の進展する「中世神道」の見取り図を、「神道の流派」「基本的な概念」「中世の神々」「神話モチーフ」「神道をめぐる人々」「イメージ」「神道書」などテーマごとに立項し、第一線で活躍する研究者が、多数の図版とともにわかりやすく解説する決定版。
1 中世神道とは
2 神仏習合の諸相
3 中世神道流派概説
4 神道伝授のかたち
2 中世の神々
1 古典神の変貌
2 広がる信仰
3 習合神の諸相
4 鎌倉仏教の神
3 中世神話のモチーフ
第六天魔王と大日印文
盤牛王―陰陽道の神話
天竺からの飛来・漂着
野馬台詩と百王思想
神功皇后説話の変容
藤原氏の神話
呉太伯後裔説
家・職・芸の神話
4 中世神道のイメージとイコノロジー
1 神器・神宝
2 神宮をめぐるイコン
3 神道説と図像
4 神道曼荼羅
5 中世神道をめぐる人々
重源
貞慶
度会行忠
叡尊・覚乗
度会常昌(常良)
慈遍
文観
度会家行
北畠親房
釼阿
了誉聖冏
吉田兼倶
6 中世神道書の世界
1 中世日本紀
2 両部神道
3 伊勢神道
4 山王神道
5 吉田神道
6 その他