新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
日本語のために 【日本文学全集30】
本書は特定の文学作品ではなく、さまざまな文体のサンプルや日本語に関する考察を収録し、日本語の多様性を明示した画期的なアンソロジー。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手掛かりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。
はじめに―全体の方針
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著
2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎
3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄
4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳
5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏
6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典
7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一
8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳
9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一
10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫
解説
あとがき
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著
2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎
3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄
4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳
5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏
6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典
7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一
8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳
9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一
10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫
解説
あとがき