日本精神史 下

著者 長谷川 宏
出版社 講談社
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2015/09/08
ISBN 9784062194624
判型・ページ数 4-6・521ページ
定価 本体2,800円+税
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長くヨーロッパの文化と思想を研究対象としてきた著者は、ここ20年ほど、日本の文化と思想の研究にとりくみ、その流れを歴史的に追跡してきました。その成果がついに一書にまとまったのが、本書『日本精神史』です。 テキストとして残された思想をはじめとして、土器や銅鐸、仏像、建築、絵巻、庭園など、あらゆる文化を渉猟し、縄文時代から江戸時代の終わりまでを、流麗な文体で描く、まさに畢生の大作。思想も絵画も仏像も、ひとしく日本の精神の歴史としてとらえ、あらためて、日本とはなにかを問いかける清新な傑作と言えます。
第十九章 『新古今和歌集』と『愚管抄』―乱世を生きる貴族の誇り
第二十章 『平家物語』―戦乱と滅びの文学
第二十一章 御成敗式目―新興武士の合理性
第二十二章 「一遍聖絵」と「蒙古襲来絵詞」―遊行と死と戦闘
第二十三章 『徒然草』―内省と明察と無常観
第二十四章 『神皇正統記』―敗北の書のリアリズム
第二十五章 能と狂言―幽玄と笑い
第二十六章 禅の造形美―鹿苑寺金閣と慈照寺銀閣と竜安寺石庭
第二十七章 山水画に宿る霊気―「那智滝図」と雪舟と「松林図屏風」
第二十八章 茶の湯―わびの美学
第二十九章 装飾芸術の拡大と洗練―宗達と光琳
第三十章 江戸の儒学―伊藤仁斎と荻生徂徠を中心に
第三十一章 元禄文化の遊戯とさびと人情―西鶴・芭蕉・近松
第三十二章 南画とその周辺―池大雅と与謝蕪村
第三十三章 本居宣長―国学の立場
第三十四章 鶴屋南北『東海道四谷怪談』―悪の魅力

主要参考文献
あとがき

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