いのちの働き 知事清規を味わう

著者 内山 興正
出版社 大法輪閣
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2015/02/01
ISBN 9784804613703
判型・ページ数 B6・238ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 お取り寄せ
禅の道場で役職にある人(知事)の心得を説いた『知事清規』。 現代社会の管理職の心得や生き方の指針となる道元の教えを平易に解説。
まえがき

坐禅人の生命の群像―永平知事清規
何んのために修行するのか―難陀尊者の発心
私の働き場処に生命がゆきわたる―知事の心づかい
生命の実物で配役を生きる―?山と院主の話
解釈ではなく一体に成る―玄則禅師の懺悔
自己が自己に出逢う―楊岐禅師の発明
アタマ手放し、全体の生命を働く―休静維那の話
この行以外、行くところがない―士珪維那の大悟
生命の俺か生きる気で生きる―霊祐典座の時節因縁
山を拓くなかに人生態度を切り拓く―大?禅寺の草創
生死という肩書でない生死―仲興典座の問い
粥鍋上の文殊をぶっ叩く―無著尊者の炊事役
全体を活かすなかに黙って死ぬ―大乗菩薩僧法遠
仏海の龍象、祖域の偉人―典座の心操
どうでもいいなかに狙いがある―善会典座の答え
仕事全体に生命を吹きこむ―道楷典座の管理
明らかな祖師の真実がある―典座の家風
人に騙されない力で田を拓く―有道の直歳保福本権
六根の門を開かせる活作略―従?火頭の問いかけ
階級なしにつとめる深さ―洞山と義存飯頭
もったいない、しかし天地一杯―?山と慶諸米頭
悟りの跡形も忘れる―志閑園頭の半杓
境涯ではない、行の世界―園頭のつとめ
逆境にも道心を貫く力―法演古仏の操行
誓願のなかただ現在を植える―臨済の黄檗山植樹
まことまごころと人間の大きさ―黄龍の思慮
禅寺は坐り潰せば成仏―楊岐山と安泰寺
全体の息吹を自己の息吹とする―監院の無私曲為公

【付 録】
登場人物の紹介
中国唐宋時代の禅祖師法系図
中国唐宋時代の禅宗地盤
七堂伽藍図
僧堂図
あとがき―関口道潤

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