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随眠の哲学 【岩波オンデマンドブックス】
煩悩を表わす仏教語「随眠」から出発して存在の根拠の問題に肉薄してゆく著者の思索は惜しくもその死によって中断された.東洋西洋両哲学の統一を企図した著者最後の思索の跡を示す遺著.(校訂・編集 酒井修)
編者まえがき
前 篇
一 随眠と煩悩
二 東西論理思想の展開と展望
三 「存在の論理」と学説史的反省
四 トマスにおける「本質」概念を「存在」の根拠と解釈する試み
五 「エクシステンチア」の歴史と意味。「エッセ」の根拠としての「エクシステレ」
六 存在とその根拠との関係ー因果・縁起・自由
七 存在の根拠たる無
八 喩言。死の否定と無の否定
九 存在の根拠のその働き方(詳論)
一〇 存在の根拠たる「理由なしに」の思想
一一 レンマの論理における根拠の問題の解決
一二 「無」の根拠づけとライプニッツの「理由」
一三 レンマの論理的体系化と「即」および「非即」の理解
一四 ロゴス論理の「矛盾」と即非思想の「理由」
一五 絶対無の本質としての「即」
一六 存在・価値・煩悩の根拠ー無・意味・随眠
一七 存在の端的な根拠たるレンマ的無
中 篇
一 「もの」の根拠を表明する論理、「故」
二 存在の無根拠性を表現するための論理、「故」
三 個物の限定の問題。逆対応の論理への批判
四 「中」の論理と「媒介」の論理。ヘーゲル弁証法の批判
五 中観哲学および般若の論理と根拠の問題
六 無をレンマ的無として徹底する試み
後 篇
一 般若思想から即非の論理へ
二 西田哲学の根本概念の批判的吟味と補完
三 レンマ的論理の射程ー存在・意味・価値
四 東洋思想の極意たる「非」。般若および即非の思想の批判
編者注
前 篇
一 随眠と煩悩
二 東西論理思想の展開と展望
三 「存在の論理」と学説史的反省
四 トマスにおける「本質」概念を「存在」の根拠と解釈する試み
五 「エクシステンチア」の歴史と意味。「エッセ」の根拠としての「エクシステレ」
六 存在とその根拠との関係ー因果・縁起・自由
七 存在の根拠たる無
八 喩言。死の否定と無の否定
九 存在の根拠のその働き方(詳論)
一〇 存在の根拠たる「理由なしに」の思想
一一 レンマの論理における根拠の問題の解決
一二 「無」の根拠づけとライプニッツの「理由」
一三 レンマの論理的体系化と「即」および「非即」の理解
一四 ロゴス論理の「矛盾」と即非思想の「理由」
一五 絶対無の本質としての「即」
一六 存在・価値・煩悩の根拠ー無・意味・随眠
一七 存在の端的な根拠たるレンマ的無
中 篇
一 「もの」の根拠を表明する論理、「故」
二 存在の無根拠性を表現するための論理、「故」
三 個物の限定の問題。逆対応の論理への批判
四 「中」の論理と「媒介」の論理。ヘーゲル弁証法の批判
五 中観哲学および般若の論理と根拠の問題
六 無をレンマ的無として徹底する試み
後 篇
一 般若思想から即非の論理へ
二 西田哲学の根本概念の批判的吟味と補完
三 レンマ的論理の射程ー存在・意味・価値
四 東洋思想の極意たる「非」。般若および即非の思想の批判
編者注