近現代の法華運動と在家教団 【シリーズ日蓮4】

著者 西山 茂
出版社 春秋社
ジャンル 日本仏教 > 日蓮宗系
出版年月日 2014/07/01
ISBN 9784393173541
判型・ページ数 A5・414ページ
定価 本体4,000円+税
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本書はこれまでの日蓮研究の成果を踏まえ、日蓮とその教団の教義と歴史の全貌をあきらかにするともに、日蓮思想の現代化を目指すシリーズ。第4巻では、近代化のダイナミズムの中で日蓮仏教がいかに社会状況に応答したか、また社会的矛盾を反映して興った在家教団の法華運動の諸相を検証、日蓮仏教再興の動向を論じる。
Ⅰ  総論
第1章  近代天皇制と日蓮主義の構造連関ー国体をめぐる「顕密」変動      西山茂
第2章  敗戦後の「立正安国」運動ー在家教団のふたつの戦略          西山茂

Ⅱ  近代との出会い
第1章  廃仏毀釈と「日蓮宗」の維新                     小野文珖
第2章  謗法厳禁と現証利益ー法華系新宗教の先駆・本門佛立講         大西克明
第3章  民衆的法華信仰と在家先祖供養                    梅津礼司
第4章  日蓮主義の勃興と国体開顕ー田中智学と本多日生の「日蓮主義」を中心に 西條義昌
第5章  知識人の日蓮評価                          磯岡哲也
第6章  高山樗牛と姉崎嘲風の日蓮論ー明治期アカデミシャンの日蓮理解     寺田喜朗

Ⅲ  戦時下での受難と対応
第1章  日蓮主義から仏教社会主義へー妹尾義郎の思想と運動          大谷栄一
第2章  国家改造と急進日蓮主義ー北一輝を焦点に               津城寛文
第3章  石原莞爾と「世界最終戦争」・「東亜連盟運動」            仁科悟朗朗
第4章  戦時体制下の日蓮門下ー曼荼羅国神不敬事件と天皇本尊論        大平宏龍

Ⅳ  在家教団の勃興と法華仏教の再歴史華化
第1章  法華系新宗教の台頭と宗教協力ー新宗連                斎藤謙次
第2章  戦後日本社会と創価学会運動ー社会層と政治進出との関連で       中野毅
第3章  門流を越えた法華仏教のネットワーク運動               西山茂

V  現代の海外布教
第1章  藤井日達と日本山妙法寺の海外布教ー「西天開教」から世界平和運動へ                                      ランジャナ・ムコパディヤーヤ
第2章  創価学会の海外組織ー韓国SGIの急伸要因         朴承吉 (南椿模 訳)
第3章  インターネット布教と現地指導ーイタリアのHBS           福岡日雙

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