受賞のお知らせ(2024年度) - 2024.12.02
科学するブッダ 【角川ソフィア文庫G110-1】
犀の角たち
科学と仏教。無関係に見える二つの人間活動には、驚くべき共通性がある。生命や宇宙の解明を目指し、発展してきた科学。それは古来賢人たちが抱いていた天動説のような「神なる視点」との決別の歴史であった。一方の仏教も、神秘的な絶対者の力を否定し、人間の存在だけをよりどころに生まれた宗教である。本書は、徹底した論理で両者の知られざる関係性を明らかにしていく、驚きと発見に満ちた知的冒険の書。
※本書は『犀の角たち』(大蔵出版、2006年)を加筆修正の上、文庫化したものです。
序文
文庫版 まえがき
第一章 物理学―化学のパラダイムシフトから進展の方向性を探る
第二章 進化論―過去に一度だけ起こった生物進化を巡って
第三章 数学―思考だけで成り立つ美しい世界は絶対の真理なのか
付論 ペンローズ説の考察
第四章 釈尊、仏教―自己の努力だけをよりどころにした稀有な宗教
第五章 そして大乗―仏教の多様性はいかにして生まれ、どこに向かうのか
あとがき 未来の犀の角たちへ
文庫版 まえがき
第一章 物理学―化学のパラダイムシフトから進展の方向性を探る
第二章 進化論―過去に一度だけ起こった生物進化を巡って
第三章 数学―思考だけで成り立つ美しい世界は絶対の真理なのか
付論 ペンローズ説の考察
第四章 釈尊、仏教―自己の努力だけをよりどころにした稀有な宗教
第五章 そして大乗―仏教の多様性はいかにして生まれ、どこに向かうのか
あとがき 未来の犀の角たちへ