戦国時代の自力と秩序

著者 神田 千里
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2013/09/01
ISBN 9784642029148
判型・ページ数 A5・316ページ
定価 本体9,500円+税
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戦国時代、人々の行動を規定した論理・価値とは何だったのか。住民に決起を促す鐘の音による情報の伝達、国質・郷質と領主介入、裁判としての宗論、寺内法、織田政権と支配の論理などから自力の観念を追究。また、土一揆の実像を、訴訟や一向一揆、島原の乱などの武装蜂起の実態から迫り、中・近世移行期における政治・社会的秩序を解き明かす。
はじめに
第一部   自力の秩序観念
   第一章  鐘と中世の人びと
         はじめに
         1 観禅院の鐘
         2 徳政の鐘
   第二章  国質・郷質と領主間交渉
         はじめに
         1 内からと外からと
         2 誰に向けて、何のために
         3 領主の登場
         おわりに
   第三章  中世の宗論
         はじめに
         1 訴訟・裁判としての宗論
         2 決闘としての宗論
         3 宗論と自力救済
         4 宗論の衰退
         5 安土宗論の意義
         おわりに
   第四章  『天文日記』と寺内の法
         はじめに
         1 寺内の法の提供者
         2 寺内の法の特質
         おわりに
   補論一  寺内町の相続訴訟
         はじめに
         1 相続をめぐる一訴訟
         2 譲状の発効
         3 自殺という抗議
         4 「正しい」裁定
   第五章  織田政権の支配の論理
         はじめに
         1 「天下」について
         2 将軍の領域
         3 京都の支配
         おわりに
   補論二  中世末の「天下」について
         はじめに
         1 「天下布武」の朱印状
         2 「天下」と将軍・幕府
         3 「天下」という君主国
         4 近世の「天下」
         おわりに
   補論三  戦国期の「国」観念
         はじめに
         1 「国」の超越性について
         2 共同体としての「国」
         3 「神国」としての「国」
         おわりに
第二部    土一揆の実像
   第一章  土一揆像の再検討
         はじめに
         1 村落と土一揆
         2 大名・領主・武将と土一揆
         おわりに
   第二章  訴訟としての土一揆
         はじめに
         1 天文十五年の土一揆
         2 幕府要人との接触
         3 訴訟と武装蜂起
         おわりに
   第三章  一向一揆と土一揆
         はじめに
         1 「土一揆」と呼ばれる一向一揆
         2 武装蜂起の実態
         3 徳政興業と軍事動員
         おわりに
   第四章  土一揆としての島原の乱
         はじめに
         1 一揆と土一揆
         2 島原の乱にみる土一揆の特徴
         おわりに
あとがき
初出一覧
索引

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