新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
知られざる親鸞 【平凡社新書654】
明治以来の厳格な実証主義歴史学は、ともすれば、確実な史料がないというだけで、事実を抹殺してしまうことすらあった。明治時代には、親鸞自体、その存在が疑われたほどである。我々、歴史学者が学ぶべきは、伝承や外伝であっても、史料批判を通じて史料から「史実」を語らせることであって、史料を抹殺することではない。近代的な実証主義にによって抹殺された、玉日姫を甦らせたことは、従来の歴史学のありように反省をせまるものであろう。近代的な親鸞像を超えてゆくべく、従来顧みられなかった史料群の見直しが求められている。
序章 新しい親鸞像をもとめて
第1章 延暦寺での入室と出家
第2章 親鸞誕生と家族
第3章 官僧としての親鸞
第4章 遁世僧、親鸞 法然のもとで
第5章 建永の法難と越後配流
第6章 関東での布教
第7章 再帰京と『教行信証』
第8章 善鸞義絶
第9章 親鸞の死
第1章 延暦寺での入室と出家
第2章 親鸞誕生と家族
第3章 官僧としての親鸞
第4章 遁世僧、親鸞 法然のもとで
第5章 建永の法難と越後配流
第6章 関東での布教
第7章 再帰京と『教行信証』
第8章 善鸞義絶
第9章 親鸞の死