日本仏教史入門【平凡社新書997】

釈迦の教えから新宗教まで

著者 松尾 剛次
出版社 平凡社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 平凡社新書
出版年月日 2022/02/15
ISBN 9784582859973
判型・ページ数 新書・255ページ
定価 本体860円+税
在庫 在庫あり
厳しい修行を通して、悟りを開く──。
これが仏門を志した人びとの最終的な目標である。
しかし、そのために釈迦が定めた「戒律」とは違う形で、日本仏教は、独自の発展をとげてきた。
なぜか。
時代によって変わる人びとの悩みや求めに、僧侶たちが応えるなかで、日本仏教は今の姿となったのだ。
1500年の歴史を大きくつかむことで、日本仏教の「なぜ」を浮き彫りにする。
第一 仏教とは何だろう
 発見された仏教
 三つの系統
 縁起説と因縁 ほか

第二 なぜ仏教を受け入れたのか──飛鳥・奈良・平安時代
 いつ伝わったか
 聖徳太子
 最初の出家者 ほか

第三 中世仏教の新しさとは何か──鎌倉時代
 遁世僧の台頭
 法然
 親鸞 ほか

第四 どのように広がり、定着したのか──室町・戦国時代
 夢窓疎石
 一休宗純
 戦国仏教 ほか

第五 江戸時代の仏教は堕落していたのか
 仏教教学が深化した時代
 葬式仏教体制の確立
 本寺・末寺制度の確立 ほか

第六 明治維新はどんな意味を持つのか──明治から平成へ
 神仏分離の影響
 廃仏毀釈と肉食妻帯
 国家神道の誕生 ほか

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