正法眼蔵の思想的研究

著者 辻口 雄一郎
出版社 北樹出版
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2012/04/01
ISBN 9784779303159
判型・ページ数 A5・306ページ
定価 本体3,500円+税
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「正法眼蔵抄」への批判的考察、道元禅に継承された如浄の禅と慧忠の思想、75巻本と12巻本との間に見られる思想的不整合の問題、哲学的な問題領域からの掘り下げなど、正法眼蔵についての論稿をまとめた書籍。
序章 『正法眼蔵』を学ぶ人のために

第一章 伝統宗学の『正法眼蔵』解釈の批判的検討

第一節 「現成公案」巻と「一方証」の道理

第二節 『一方証の道理』について

第三節 一法究尽について(1)

第四節 一法究尽について(2)

第二章 『正法眼蔵』における中国禅の継承とその創造的展開

第一節 道元の身心脱落

第二節 「身心脱落」と面授時脱落説

第三節 道元の無情仏性論1

第四節 道元の無情仏性論2

第三章 十二巻本『正法眼蔵』と七十五巻本『正法眼蔵』

第一節 「大修行」巻と「深信因果」巻

第二節 二つの「発菩提心」巻

第三節 「四禅比丘」巻における「自然見」批判について

第四章 『正法眼蔵』における時間と存在

第一節 『正法眼蔵』の時間論1

第二節 『正法眼蔵』の時間論2

第三節 『正法眼蔵』の存在論

第五章 日本哲学における道元禅の受容

第一節 京都学派以前

第二節 『正法眼蔵の哲学私観』について

第三節 西田哲学と道元禅

第六章 現代思想と道元

第一節 『正法眼蔵』と『存在と時間』における自己の所在について

第二節 道元とハイデッガー

第三節 他と否定性

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