古代東国仏教の中心寺院・下野薬師寺 【シリーズ「遺跡を学ぶ」82】

著者 須田 勉
出版社 新泉社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2012/02/01
ISBN 9784787712325
判型・ページ数 A5・96ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 お取り寄せ
奈良時代に東大寺、筑紫観世音寺と並ぶ日本三戒壇の一つとして、仏教による東方の守護と安定に重要な役割を果たした下野(しもつけ)薬師寺。日本で唯一の新羅式一塔三金堂型式の伽藍配置で造営され、中央と強いつながりをもつ“国立寺院”の実像を明らかにする。
第1章 東北への最前線・下毛野国
 関東平野北端の地
 下毛野国と東山道
 下毛野氏と下毛野朝臣古麻呂

第2章 特異な一塔三金堂の伽藍
 創建はいつか
 日本で唯一の下野薬師寺式伽藍配置
 ルーツは朝鮮半島・新羅

第3章 対蝦夷政策と官寺化
 坂東・みちのく統括の官寺へ
 瓦が語る官寺昇格の年代
 新たな伽藍造営

第4章 鑑真の来日と戒壇創設
 日本三戒壇の設置
 戒律・受戒・戒壇
 下野薬師寺の戒壇はどこに
 法王道鏡の配流

第5章 復興と衰退
 新仏教の潮流
 塔の復興と万灯会
 古代下野薬師の終焉
 これからの下野薬師寺跡

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