海と列島の中世 【講談社学術文庫】

著者 網野 善彦
出版社 講談社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
シリーズ 講談社学術文庫
出版年月日 2003/04/01
ISBN 9784061595927
判型・ページ数 文庫・386ページ
定価 本体1,150円+税
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海は柔らかい交通路である。それは自在な交通を許し、人と人を結び、文化同士を融合させる。本書では全国の中世海村・海民の姿が、綿密な現地調査と文献から浮き彫りにされてゆく。中国大陸・朝鮮半島・日本列島をまたにかけた「倭寇世界人」を生み出した海のダイナミズムを探り、東アジアに開かれた列島社会の新鮮な姿を描き出す、網野史学の論集。
Ⅰ 列島 
  海ルート-「中国文化」と律令制 
  海の時代-奥能登と時国家文書から
Ⅱ 地域
  中世の海村-若狭の浦々
  東と西の地域史-常総を中心に
Ⅲ 都市 
  海上交通の拠点-金沢氏・称名寺の場合
  都市の起源-今、なぜ一の谷か
Ⅳ 社会
  説経節の世界-中世社会の変化
  「悪」の諸相-緊張する社会
 

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